『LDK』ぜひ知っておきたい、災害時に取るべき行動【2018.10月号】2

『LDK』2018.10月号表紙

前回に引き続き、『LDK』の2018.10月号です。
本誌の内容もさることながら、「付録小冊子」の「防災の便利帖」が非常に実用的で参考になるものでしたので、備忘録代わりに詳しくまとめることにしました。

備えておくべき防災グッズは前回の記事に記しましたので、今回は「もしもの時に取るべき行動」編です。

スマホアプリで非常時に備える

ほとんどの人が、日常的にスマホを身につけていることでしょう。万が一の場合、情報収集や家族との連絡をする時にもスマホは欠かせません。
そこで、非常時に役立つアプリをスマホにインストールしておけば、いざという時にもっと便利に使えるでしょう。

  • 防災情報全国避難所ガイド
  • Yahoo!防災速報
  • トイレ情報共有マップくん
  • radiko
  • familoca
  • 応急手当(iPhone)/救命・応急手当の基礎知識forポケットメディカ(Android)

いずれのアプリも無料版で使えます。

「防災情報全国避難所ガイド」は、全国の避難所をマップで使えるほか、現在地に連動した防災情報を通知してくれるアプリです。
オフラインでも確認できるとのことなので、ネットに接続できない状況でも最寄りの避難所を探すことができそう。
これは是非インストールしておきたいアプリです。

「radiko」はIPラジオアプリ。日常で、わざわざラジオ放送を聞くことはないという人も多いでしょうし、ラジカセなどを持っていない場合もあると思います。
けれども、ラジオこそいざという時の防災情報取得のマストアイテム、という意見は以前から根強くありますね。このアプリを入れておけば安心だと言えそうです。

家族向けの安否確認サービスを提供してくれるのが「familoca」。気象庁の緊急地震速報と連動していて、登録した人が地震予想エリアにいる場合に現在地を共有してくれる、というもの。安否確認用に、あれば安心できそう。

他に知っておくと便利なのが、NTTが運用する「災害用伝言ダイヤル」です。電話だけでなくネット経由でも使用が可能。
利用に際しては色々と条件がありますので、一度確認しておく必要があります。

また、信頼性の高い防災情報を得るためには、「Twitter」で自治体や国の防災情報アカウントをチェックするといいでしょう。
非常時にはたくさんの情報が行きかいますが、そのどれもが正確なものではありません。デマや不正確な情報、時間が過ぎてしまって有効性がなくなった情報に惑わされるようなことがないようにしたいものです。

それから、健康保険証や母子手帳、免許証などをスマホのカメラで撮影しておくこと
。できればクラウド上に保存しておくと、本体のデータが損傷した場合もあとから確認することができますので、非常に便利です。

最後に、モバイルバッテリーを用意しておくこと。おすすめは大容量、かつライト付きのものだそうです。非常時にはスマホが大きな助けになってくれますから、できるだけ長く働いてもらえるよう準備を怠らないようにしたいものですね。
もちろん、日常生活でも使用が可能ですから、私もひとつ準備しておきたいと思います。

「もしもの時に取るべき行動」を知っておく

被災した場合にどう行動するかについて、簡単にでも知っておくことが重要です。

被災直後・自宅の場合

リビング:大きな窓ガラスや大型家具がない場所に移動
キッチン:まずは火を消す
お風呂:すぐに出ようとせず、しばらく様子を見る・桶や蓋などで頭を守る
トイレ:ドアを開けて、揺れが収まるまで待機する

落ち着いた後・自宅の場合

できるだけ信頼度の高い情報を入手する
家の中でも、家具が倒れるなどした危険な場所には近づかない
複数の避難所の状況を知っておく

※自宅で避難を続ける場合でも、一度は避難所へ出向き、情報収集をするのがおすすめ

震災直後・外出先の場合

市街地:築浅の頑丈な建物へ避難する。住宅密集地では火災発生の恐れがあるため、広い場所へ移動する
デパートなど:誘導員の指示に従う
車中:自転車や車、ベビーカーは控えた方が無難。道の端に停め、乗り捨てる際はハザードライトと鍵をつけておく
電車:揺れを感じたら、次の駅で速やかに降りる。線路上で止まった場合は、乗務員や駅員の指示に従う
地下街:火災や有毒ガスの危険性がない場合は、慌てて地上に避難する必要なし。冷静に非常口を確認する

落ち着いた後・外出先の場合

帰宅方法:むやみに帰宅しようとしない。
家族との連絡:携帯電話はつながりにくくなるため、離れたところに暮らす親せきなど宅など、どこか中継場所を決めておくのがおすすめとのこと。また、固定電話からかけた方が電話がつながりやすいそうです。
情報確認:ネットもつながりにくくなっている場合が多いので、地域のFMラジオでの情報入手がベター

ライフラインについて知っておきたいこと

トイレ

タンクや下水管が破裂している場合があるので、むやみに水を流さない。
破損の有無が確認できるまでは、自宅用簡易トイレを使用する。
除菌ジェルやシートを使い、手を清潔にする

キッチン

まず冷蔵庫内にある生鮮品を調理して食べる。非常食は後回し。
カセットコンロを準備し、ガスボンベの補充には日頃から気にかけておくと被災中も温かい食事を摂ることができる。

お風呂

生活用水として、浴槽に溜め水をしておくのは非常に有効。地震直後はまだ水が出る場合も多いので、危険がないようなら水が出るうちに少しでも確保しておくと良さそうです。

それぞれのライフライン復旧までには最大で二ヶ月掛かる可能性もあるとのことです。特に水道は復旧まで時間がかかることが考えられますので、日頃から節水を心がけ、無駄に使わないよう訓練しておくといいかもしれません。

以上が基本的な行動の指針となります。
正確な情報の入手と、家族間の連絡の仕方は最重要事項として頭に入れておくといいですね。

小特集〇クレラップvsサランラップ 頂上対決

突然話題が変わりますが、今号の『LDK』で一番面白いと思ったのはこの小特集でした。
いくつかのラップフィルムを使ってみましたが、もうだいぶ長い間、私はクレラップ一本です。多少お値段はお高めなことが多いですが、一番丈夫で使い勝手がいいと感じたから、というのがその理由です。

よって、不満はないものの、他にいいラップフィルムがあるなら使ってみたいかなーと思いつつ読んだわけです。

さて、記事によると、クレラップは過去二冠に輝いているとか。なるほど。私の感覚も間違ってはいなかったようですね。
テストするポイントは

  • 鮮度保持力(酸化耐性、保水性)
  • 使い勝手(使い心地、液モレ、臭いモレ)
  • 強度(ハリ、切れにくさ)

の3点です。

結論からいうと、鮮度保持力ではクレラップ。使い勝手は液モレ・臭いモレゼロのサランラップ。強度はクレラップがリードし、見事三冠達成とのことでした。

おぉ、すごい、クレラップ!

クレラップ、サランラップは他の競合品とは原材料からして違っているそうです。特に強度テストにおいてはその違いが顕著で、他の商品の強度はクレラップ・サランラップの半分程度の数値未満というデータが出ました。

いいものはいい原料から…そしてその分、お値段が…

と、いうことなのでしょうが、ラップはいいモノを使った方がストレスが溜まらないと思います。
これからもクレラップを使っていこう。非常持ち出しバッグにも入れておこう。そう思いました。

『LDK』2018.10月号感想とまとめ

今号は、幸か不幸かタイムリーな情報となりました。今後も情報誌として期待して読みます。

取り上げませんでしたが、「LDKって本当にテストしてるんですか?」というマンガが面白かったです。
回転寿司特集(この特集も面白かった!)のために、フードコーディネーターや編集者がどんなことをし、何をチェックしているのか、そして実食の苦労など、よくわかりました。
今度、おススメの回転寿司チェーンに行ってみようと思います。狙うはスシローの生えびとほたて貝柱、そして抹茶の和カロンです。

次号は「うるおうボディソープの新しい話」「スパイスの大実験」などの特集予告があります。
私は固形石鹸派なので、ボディソープには興味がありませんが、特集の内容がバラエティに富んでいるので必ず面白そうなものがあるのは嬉しいです。
次号も楽しみです。

2018.8.28配信開始//2018.9.27配信停止




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