つい先日8月号を読んだばかりですが、9月号が配信されました。折角なので、こちらも読みます。
それはそれとして、『LDK』の表紙はガーリーなコラージュ風というかポップな雑貨屋風というか、キラキラ系で面白いですねぇ。
そして、表紙には紹介されている商品の写真がまったく掲載されていないというのも興味深いところです。
広告を載せないモノ情報誌ということで、何か差しさわりがあるのかなとも思いましたが、同じ出版社の『MONOQLO』や『家電批評』には普通に商品写真が載っていますからねぇ。ちょっと理由がわかりません。
『LDK』2018.9月号目次
すっきりシンプル。付録も読めます。
楽天マガジンでは、この目次ごとにハイパーリンクが設定されていますので、できれば目次ももう少し細かく分かれていた方がピンポイントで読みたいところに飛べるので嬉しいのですが、贅沢は言いません。
巻頭特集〇今すぐ対策できる虫よけグッズ探しました
これは気になる特集です。
最近は、蚊対策のものだけでも色々種類があるので、実際にどれが効くのかわからないと思っていたんですよね。
今回の記事では蚊の対策のほか、キッチンなどに湧くコバエ、そしてみんなが大嫌いなゴキブリに有効なグッズを比較検証しています。
そういえば、ゴキブリとはっきり書かずに「G」という表記になっていたのには笑いました。思いっきりネットスラングじゃないですか。
『LDK』のターゲット層は30代女性と踏んでいますが、この年代にはもうこんな言葉は当たり前なんですね。ゆるいなぁ。
ゆるいといえば、どうも晋遊舎の雑誌には誤字が多々見受けられるので、もう少ししっかり校正していただきたいと思います。4冊読んで、4冊とも「…?」 な箇所があるのって、相当ですよ。
昔の雑誌にはそうそう誤字なんてなかったけれども、平成も10年を過ぎたあたりからちょいちょい見かけるようになりましたね。原稿作成の過程が変わったからなんだろうなぁ。
さて、本題です。この特集のテーマは5つ。
- 蚊取りグッズ
- 虫よけスプレー
- 置き型殺虫剤
- 煙の殺虫剤
- コバエ殺虫剤
1.2が蚊、3.4がゴキブリ、5がコバエ対策となります。
私が気になっているのは蚊対策。吊り下げるタイプの虫よけは、本当に効果があるのかなというのが最大の疑問でした。
その疑問は1の「そぼくなギモンQ&A」コーナーで解決。
Q4.吊り下げる虫よけは効果ある?
A.ほとんどは蚊の侵入を防げない!
だそうです。いやー、あれ、吊り下げるだけなんて絶対無理だと思ってた。ですよねー。
理由としては、殺虫成分は入っていても、ほとんどの製品は雑貨品扱いのため濃度が薄いこと、適用害虫に肝心の蚊が入っていないことが挙げられていました。
それよりも網戸のメンテナンスをした方が効果がありそうです。窓際に蚊取り線香を置くのも有効とのことでした。
さて、蚊取りグッズとして最も効果ありと認められたのは
- 金鳥・蚊がいなくなるスプレー
でした。部屋の何か所かにスプレーするタイプですね。特に即効性が優れているとのこと。
また、同じスプレー式のアース・おすだけノーマットスプレーも高評価。
さらに、昔ながらの蚊取り線香である金鳥の渦巻も、スプレーと同等の殺虫効果を発揮しています。
今回、水性リキッドタイプの商品に関しては、検証がありませんでした。
2.の虫よけスプレーについては、新成分の「イカリジン」が配合されたものが子供にも制限なく使えるのでおススメとのことです。実は虫よけスプレーは使ったことがなかったので、従来の虫よけには一日の使用量に制限があったことを初めて知りました。
また、天然由来成分を配合した虫よけスプレーの中には、蚊に適応していないものがあったのも初耳です。ちゃんとパッケージを読まなければいけませんね。
さらに、役に立つ情報がありました。蚊に刺された後のかゆみはアレルギー反応で、お湯やドライヤーで15秒ほど熱を加えるとその成分を分解できる、と。えー! 知りませんでした。
私はついつい掻いてしまって、皮膚を傷つけボロボロにしてしまいます。掻かないようにと思って、ちょうど今日液体ムヒを二つ買ってきたところでしたが、ムヒを塗ってもかゆみはなかなか治まらないんですよねぇ。熱を加える方法、ぜひ試したいと思います。
と、いうか、この特集を読んでからドラッグストアに行けばよかった気がしないでもありません。
ベストバイに選ばれていた、金鳥の虫よけキンチョールDFを買ってくればよかった…
それにしても、 金鳥の商品は優秀さを見せつけています。さすがの貫禄ですねぇ。
さて、ゴキブリ対策については、まず煙の出るタイプの殺虫剤で成虫を退治します。これだけでは、まだ卵が生き残る可能性があるため、さらに置き型を設置する、もしくは2週間後にもう一度煙式を使うことで根絶できるとのことです。
煙式の殺虫剤は効果的ですが、準備が結構面倒だと感じるので、少し時間がかかってもよければ、手頃な置き型だけでもいいのかもしれません。
置き型で効果が高いとされたのは
- アース製薬・ブラックキャップ
- フマキラー・ゴキファイタープロ
煙式のベストは
- アース製薬・アースレッド プロα
で、対ゴキブリ部門はアース製薬が頑張りを見せたようです。
ただ、同じアースレッドでも「W」は有効成分が少なめで、その分効果が落ちるとのこと。少々の価格差(実売で300円程度)があっても、「プロα」を選んだ方がいいようです。
コバエ対策には各社のコバエ用スプレーがどれも効果あり。唯一、天然成分配合のものは残念な結果でした。
成虫に対して効き目の高いものは、発生を予防する効果もきたいできるとのことですが、キッチンやお風呂場の排水溝のぬめりを取るのも大切です。駆除よりも発生を予防するのが肝心ですね。
この巻頭特集、非常に参考になりました。
付録小冊子〇コーヒーの便利帖
もうひとつ、楽しく読んだのがコレ。
「5か月連続LDKまんまムック企画」とやらの別冊特別付録第一弾。過去に出版されたムックの再編集版だそうです。
電子版でも約50ページに相当する分が読めます。太っ腹。
内容は、豆にインスタント、コーヒーメーカーの商品レビュー、美味しいコーヒーの選び方・淹れ方、カフェグッズなどなど、これを読んだらコーヒー通になれそう。季節柄、「プロが教える最高のアイスコーヒーの作り方」も役に立つでしょうね。
個人的にとても良かったのが、「コーヒーの種類と味の違い」というか、呼ばれ方についての一覧でした。
まずコーヒーには抽出方法の違いによって「ドリップ」と「エスプレッソ」の2種類があり、「ドリップ」にふくまれるのが
- ドリップコーヒー
- アメリカンコーヒー
- カフェ・オ・レ
- ウィンナー・コーヒー
- フレーバー・コーヒー
「エスプレッソ」のグループに入るのが
- エスプレッソコーヒー
- カフェ・マキアート
- カフェ・ラテ
- カプチーノ
- カフェ・モカ
だそうです。カフェ・オ・レとカフェ・ラテって、正直区別がついていませんでした。ベースがドリップコーヒーかエスプレッソか、の違いなんですね。
ちなみに、
- アメリカン・コーヒーは「浅煎りのコーヒー豆をドリップで抽出したもの」で、「薄めのコーヒー」ではない。
- カフェ・マキアートは1ショットのエスプレッソに少量のフォームドミルクを注いだもので、ラテアートにも用いられる。
- カプチーノはエスプレッソにスチームミルクとフォームドミルクを組み合わせたもの。
- カフェ・モカはエスプレッソにチョコレートシロップとスチームミルクを入れたもので、チョコシロップの代わりにココアを使ったり、トッピングとしてホイップクリームをのせることもある。
なーるほど。それにしても、ざっと見た感じだとエスプレッソベースの方はほとんどがミルクと組み合わせてありますね。やっぱりベースが濃いからでしょうか。
数年前まではコーヒーに凝っていたのですが、味覚が変わったのかコーヒーがおいしいと感じられなくなってしまったので、最近は時々ドリップバッグのものを飲むだけでした。
ですが、この特集を読んでて、またコーヒーを楽しみたくなりました。
今は麦茶を消費するのに忙しいですが、秋になったらおいしい豆を探しにカルディにでも行ってみようと思います。
『LDK』 20018.9月号感想とまとめ
正直言って、あまり興味のない特集もあるのですが(今号だとメインの「時短キッチングランプリ」特集をはじめ半分くらい…)、気になる記事は本当に面白く、かつ新しい知識を得られていいと思います。
次号の特集は「カラダのストレス解消バイブル」と題して、白髪や黒ずみ、たるみなどを解決する方法を紹介してくれるとか。
「外食チェーン食べ比べ」も面白そうです。
次号にも期待しています。
2018.7.27配信開始//2018.8.27配信停止
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