『サンキュ!』夏は思い切ってお片付け【2018.8月号】

『サンキュ!』2018.8月号表紙

数年前まで愛読していました。メインターゲットは20代後半から30代で、小学校低学年くらいまでの子供を持つお母さんといったところでしょうか。

私はどちらの基準からも外れているのですが、手早く作れる料理のレシピややりくりの特集、片付け収納の記事などは、どれも生活密着型というか実生活に応用しやすいので参考になります。
食品メーカーや家電の広告も、読者モデルを起用しての記事形式のものが多くてポイントが解りやすく、開発の裏話なども楽しく読んでいました。

メイクやコスメの記事にしても、デパートに入っているようなブランド化粧品よりも、ドラッグストアで購入できるものが取り上げられる傾向にあるので、行動半径の狭い私
も気が向けば買いに行けますし。

『サンキュ!』2018.8月号 目次

2種類のとじ込み付録と、ビアードパパのパイシュー1個無料クーポンはついていません。残念。
そういえば、『サンキュ!』にはちょくちょくクーポンがついてくるのも楽しみだったんですよね~。

『サンキュ!』2018.8月号目次1 『サンキュ!』2018.8月号目次2 『サンキュ!』2018.8月号目次3

特集1●捨てる! 新基準

誰でも迷わずに「捨てる・捨てない」を判断できて、簡単に断捨離®できちゃう夏限定の「捨てる!新基準」を考えました。

と、いうことで、不要なものを処分するときに生じがちな迷いを減らそうというコンセプトのようです。
断捨離という言葉もすっかり一般的な名詞として使われるようになりましたねぇ。

余計なものだとわかっていても、なかなか捨てるということに結びつけられずにいるのなら、一度しっかりと「捨てる・捨てない」の基準を確立するのはいい方法だと思います。
そして、何があってもその基準に従って、捨てるべきものは捨てること。これが大事。自戒を込めて。

「夏限定」というのは、「夏特有の不快な物・事」を捨てることで快適に過ごせるようにしようということだそうです。
具体的には以下の5つ。

  1. 汚い(古い)
  2. 狭い(邪魔)
  3. 暑苦しい
  4. 時間がかかる
  5. イライラする

「汚い(古い)」の例

  • 繊維が劣化したり、着いたニオイが取れないタオル
  • 虫食いの跡や、黄ばみなどの変色がある衣類
  • 壊れかけの洗濯ばさみ
  • 枯れかけの生花
  • 溜め込んだまま何年もたつ紙袋や箱

物自体が汚れているもの、壊れかけているもののことです。

「狭い(邪魔)」の例

  • 中身が思い出せない段ボール箱
  • 階段に積み上げた荷物
  • ベランダに出しっぱなしの枯れた植物の植木鉢
  • 冷蔵庫、冷凍庫内の賞味期限切れ食品
  • もう遊ばないおもちゃ

部屋や押し入れなど、空間を占拠しているもの、放置された状態で通行を阻害するものを指します。

「暑苦しい」の例

  • 毛足が長い冬用カーペット、クッションカバーなど(しまうか処分)
  • もう遊ばないぬいぐるみ
  • 冬用のスリッパ
  • 便座シート

古いものは処分、次の冬も使うならきちんと収納します。また、部屋をすっきりと片付けて、窓辺からの通気性を妨げないようにするのがポイントです。

「時間がかかる」の例

  • 重くてめったに使わない鋳物の鍋
  • 手入れが大変なコーヒーミル
  • ついつい種類を増やしてしまったお弁当用のグッズ
  • まだ壊れてはいないものの、調子の悪い買い替え時の家電

すぐに使えないものや、めったに使わないもの、調子が悪いものは作業効率を悪化させます。

「イライラする」の例

  • 趣味に合わないいただき物
  • 香りが好みではないお香やせっけん
  • 見る時間がないままのパンフレットやダイレクトメール
  • 勉強途中で中断してしまった資格試験などの教材
  • もう使わないスキー板などの趣味の道具

自分の好みに合わないもの、見るだけで嫌な過去を思い出すようなもの。未使用のものや、高かったから勿体ないと感じるものも同様です。

この5つの例に相当するものがあれば、優先して処分をしましょう。

他にも、「今、使わないなら捨てる」「収納スペースに入らなくなったら捨てる」「生活していて不快に感じたら捨てる」の3か条を実践している読者さんの記事は、とても参考になりました。
本当は、「余計なものを買わない」のが一番なんでしょうけどね。

取り外しポスター●夏野菜×特売肉 15分おかず

冊子版では、ページを取り外しポスターとして貼れるようになっている企画ページですが、電子版は通常のページと同じ扱いです。読むというだけを考えると、電子版の方が読みやすいですね。

内容は、鶏肉、豚肉など肉素材に野菜を組み合わせ、さらに焼肉のたれ、めんつゆなどの調味料を使って作るレシピの一覧です。
作り方もそれほど難しくなく、調理にかかる時間は最長15分。これは嬉しいところです。

レンジやトースターで作れる野菜のサブおかずも載っています。
「ピーマンのレンジ蒸し」は、切ったピーマンにごま油を加えてレンジで加熱し、焼き肉のたれで和えるだけという簡単さ。焼肉のたれにこだわらず、ドレッシングや醤油などで味をアレンジする方法もありますね。
暑くてガスコンロを使いたくない日には、レンジで調理できるおかずが重宝します。手早く作れるので、お弁当のおかずにもいいですし。

第2特集●使っても貯まるやりくり力を身につける!

しっかり貯蓄をしている読者のモデルケースの紹介や、「残念なお金づかい克服トレーニング」などで構成されています。

お得だと思って購入することが、実は無駄を生んでいるというのは、なかなか自分では気づけないのではないかと思います。何が本当にお得なのか、きちんと冷静になって考えるきっかけとして、よくまとまった記事でした。

『サンキュ!』2018.8月号感想とまとめ

久しぶりに読みましたが、特集の内容や誌面構成にあまり変わったところはなく、その変わりのなさをかえって楽しんだという気がします。
年間を通して、あまり珍しい特集を組むわけではなく、同じテーマで内容を少しずつアップデートしていくタイプの雑誌なので、それはそれで筋が通っていていいと思います。

そういえば、新しい話題となるのは、最近はやりの食べ物やおやつ関連のものが多く、今号で言うなら「デザート・テリーヌ」の作り方に当たるでしょうか。

『サンキュ!』2018.8月号_デザートテリーヌ

「デザート・テリーヌって何それ?聞いたことない」と思いましたが、レシピを見る限りではゼリーやアイスクリーム、寒天を用いてつくったタネをテリーヌ型に流して冷やし固めるという具合で、テリーヌ要素はつまり型だけ?……

でも、入れる材料によって色々な味のものができそうですし、見た目もシックだったりきれいだったりと印象が変わります。ゼリー液がベースのものは、作るのも難しくありませんし、いいですね。

次号の特集は「第1特集●脱・ブラック家計」「第2特集●夏のシンプル収納」、「第3特集●今年の夏を、疲れない体とイライラしない心で過ごす方法」。
別冊付録に「31日分の15分ディナー 10分ランチ」がついてくるとのこと。付録が読みたいなら冊子版ですね。

時間が取れそうなら読みますよ~。

2018.7.2配信開始//2018.8.31配信停止




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