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10月も半ば過ぎ。
雑貨屋さんや本屋さんでは来年のカレンダーや手帳が並び、何となく今年の終わりを感じ始める時期ですね。
年末年始をどう過ごすかなども、そろそろ決めておいた方がいいでしょう。
今年は、誰もがこれまでに経験したことのない1年だったと思います。
そして、この先がどうなるのかも解りません。
だからこそ、「来年は初詣に行こうかな」と思う人も多いのではないでしょうか。
ならばその前に、どこの神社に行くのかや、そもそもどんな神様が祀られているのかも知っておきたいところ。
いえ、そもそも、「初詣」のマナーから確認しておいた方がいいのかもしれません。
なぜ?なに?神社仏閣Q&A~『幸せをよぶ、神社とお寺』より
そんなことを思った矢先に見つけたのが、『幸せをよぶ、神社とお寺』です。
Hanako特別編集ということで、今までに出た4冊のムックを1冊にまとめた特別版。お得ですね。
早速読んでみたところ、いい記事を見つけました。
その名も「なぜ?なに?神社仏閣Q&A」。
監修したのは民俗学者、作家、編集者の畑中章宏さんです。
マンガ仕立てのミニストーリー形式で進行し、「神社とお寺ってどう違うの?」という疑問からはじまり、「参拝にふさわしい時間」や「参拝の作法」、迷いがちな「おみくじの順位」など、そういえばよく知らなかったという小さな疑問に対する答えについて、個々に詳しい答えが書いてありました。
忘れないように、しっかり記録します。
1.神社とお寺ってどう違うの?~宗教の違いです
神道が「神社」、仏教が「寺社」ですね。
神社では日本古来の神様をお祀りしていて、神職(神主さん)や巫女さんが祭祀を行います。
一方、お寺は仏教の教えに基づいているため、祀られているのは仏様。僧侶や尼僧がお勤めや修業を行っています。
今まであやふやだったのですが、神社は「神殿」、寺社では「本堂」と呼ばれる場所に神様や仏様が祀られます。
また、狛犬(正確には無角の獅子と有角の狛犬で一対)、狐、猿が守役として鎮座しているのが神社。
金剛力士とも呼ばれる「阿形」と「吽形」の像が安置されていたら寺社となります。
2.どこの神社・仏閣に行くべき?~初詣なら自宅から一番近い神社がおすすめ
初詣やお宮参りなどは、自分が住んでいる場所から一番近い神社へ参拝するのがいいのだそうです。
その神社は氏神様と呼ばれますが、地域の守り神であり、一番大切にすべきだからとのこと。
ただ、初詣は一か所に限りません。
氏神様の神社に参拝後、自分の願い事に合わせてご利益をいただける神社へ行くのもよいそうです。
3.適切な参拝時間は?~おすすめは、朝の早い時間帯
参拝するのに決められた時間はありませんが、神域の空気が清らかな朝の早い時間がいいそう。
また、初詣は新しい一年の平穏無事を祈願するためのものなので、元旦から1月3日くらいまでに参拝するのが理想です。
遅くとも1月の終わりまでには行きたいものです。
4.参拝にふさわしい服装は?~清潔で控えめな服装でどうぞ
神様のところへうかがうには、極端に派手な服装や、露出が多いスタイルはNGでしょうね。
それはわかるのですが、
デニムやスニーカーなどカジュアルな印象を与えるものもできることなら控えたい。
とのことでした。
そうですね… 確かに、「神様」の目の前ですもんね。
ここは覚えておきます。
女性なら、ブラウスとスカートであれば大丈夫で、アクセサリーを控えめにするとなお良しだそうです。
また、厄払いや安産祈願などの正式な参拝の時にはスーツ着用がおすすめです。
5.参拝の作法について~神社とお寺とではお作法が違います
実は私、お寺さんとはほとんど縁がなく過ごしてきたように思います。
今回『幸せをよぶ、神社とお寺』を読んで初めて、寺社での参拝作法を知りました。
寺社での参拝作法
山門の前でお辞儀をしてから寺内に入ります。
手水舎で身を清め(※)線香を上げます。お線香がなければ省略しても可)
本堂の前についたらお辞儀をし、お賽銭を差し上げます。
鐘を鳴らし、胸の前で合掌します。拍手は打ちません。
最後にもう一度、お辞儀をします。
神社での参拝方法
鳥居をくぐる前に一礼します。ここでのあいさつを忘れないこと、とありました。重要です。
境内に入ったら、参道の端を歩いて進みます。
手水舎で身を清め(※)神殿前へ行き、一礼します。
お賽銭を差し上げ、鈴を鳴らして、二礼二拍手一礼します。
共通するのは ※ 手水舎で身を清める部分ですね。
- 柄杓で水をすくう
- 左手を洗う(3割くらいの水を使う)
- 右手を洗う(2割くらいの水を使う)
- 柄杓を右手に持ち替え、左手に水をためて口をすすぐ(飲んではいけません)
- もう一度左手を洗う(1割くらいの水を使う)
- 柄杓に残った水が、柄の部分を洗い流すように縦向きにする
- 柄杓を伏せた状態で元に戻す
6.おみくじの順位は?~結果より解説が大事
みんなが気になるのはやっぱりおみくじ。
できれば大吉を引き当てたいですね~。
さて、おみくじの一般的な順位は以下の通りです。
- 大吉
- 中吉
- 小吉
- 吉
- 末吉
- 凶
- 大凶
大凶ってみたことないんですが、本当にあるんでしょうか…
それはさておき、寺社によっては「吉」の位置が変わる場合もあるそうです。
吉凶の結果よりもおみくじに記された解説が大事だからという理由もあるのかもしれません。
単純に「いい悪い」で判断するのではなく、「神様のお告げ」を大事にしたいものです。
また、「凶」や「大凶」でも、気を引き締めていればご加護があるのだとか。落ち込むことはないようですね。
7.引いたおみくじはどうする?~決められた場所に結びます
昔から、ひいたおみくじは境内の木の枝に結ぶ習慣がありました。
これは「縁を結ぶ」という意味だそうです。
現在では、木の枝ではなく、おみくじを結ぶための場所が用意されていることが多いので、ルールに従って結んでください。
私は、おみくじを毎年持ち帰っています。それでも問題はないそうです。
ただし、その場合は大切に持ち歩くこと、という注意書きがありました。あれ~。
日記帳を兼ねた手帳のポケットに入れているので、セーフ… と思いたいです。
8.御朱印って何?~本来は「写経を納めた証」でした
しばらく前から、流行ってますよね、御朱印集め。
可愛い御朱印帳なんかもあったりして、それなのに中身は墨で黒々と書かれた文字と朱い印鑑というギャップ。
何というか、日本人の好きそうなコレクター要素満載だな~と思ってました。正直、私も興味あります。
本来は、「納経帳」というもので、その名の通り「写経を納めた証」としていただけるものだったそうです。
現在は「写経」を納める必要はなくなっています。
気をつけたいのが、御朱印の数を増やすことだけを目的にしないこと。
本来の意味から外れてしまいますからね。
でも、やっぱりコレクターとしては数が増えることこそ喜び! って感じるのもよくわかります。
なお、神社と寺社とで御朱印帳を分ける必要はないそうです。
さすが日本の神様仏様は太っ腹… いえ、大らかでございますなぁ。
9.お守りやお札に効果の期限はある?~原則1年と考えられています
これも結構気になりますよね。
お守りやお札は、長期間外気にさらされると汚れがつき、効力が弱まるとされているそうです。
日本の信仰の根本は、「穢れ」を忌むところにありますから、この説明で納得できました。
期間が1年、というのはやはり一年の初めに参拝をするのを繰り返すということが前提なのかもしれません。
さて、新しいお札やお守りをいただく前に、古くなったものはいただいた神社やお寺にお返ししてお焚き上げをお願いします。
多くの神社などに、返納所のようなところが設けられているはずですので、そこにお納めするだけでいいはずです。
旅先など、遠いところでいただいてきたお守りやお札の場合も、近くの神社でお引き受けいただけるのでご安心ください。
10.お守りとお札の保管方法は?~目線より高いところに置くのが基本
持ち物につけておくお守りは別として、お札や破魔矢などの授与品はどう保管していますか?
ちゃんと「置くべき場所の条件」がありました。それが
- 直射日光の当たらないところ
- 風通しのいいところ
- 目線より高いところ
この3つの条件を備えた場所です。
破魔矢のような厚みのあるものは立てかけても大丈夫。
お守りやお札などの自立しないものは、ノリや両面テープで壁や柱に貼りつけてOK。
まさかの両面テープ使用許可! 今回、これに一番びっくりしました。え~、そうなんだ…
でも、まぁ確かにひらひらと飛んで行ったり、落っこちたりするよりはよほどいいのでしょう。
そして、注意したいのが「お守りやお札の数は一つが基本」ということです。
いくつも節操なく並べるのはよろしくありません。
可愛いモチーフのお守りなど、ついついコレクションしてしまいたくなる要素もあると思うのですが、そこはわきまえた方がいいんですね。
2021年は、みんなで幸せになれますように
この『幸せをよぶ、神社とお寺』は、とても読みごたえがありまして、私もまだ全部読みきれていません。
ですが、全国各地の神社仏閣の写真を見るにつけ、来年はみんなでいい年を迎えられますようにとしみじみ思いました。
写真がまた、とてもきれいなんですよねぇ…
来年の初詣には、今回の記事で学んだことを忘れず、正しい作法でお参りしたいと思います。
2020.10.01配信開始
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