『体にやさしい手みやげ&お取りよせ』うるわしのお茶(クロワッサン特別編集)

『体にやさしい手みやげ&お取りよせ』表紙

コンビニに行けば、ペットボトルのお茶が何種類も並んでいるのは今や当然のことです。
訪日観光客の間でも、抹茶から始まった日本茶の人気が高まり、定着していると聞きますね。
また、健康志向のライフスタイルを送るうえで、無糖・ゼロカロリーのお茶は欠かせません。
「お気に入りのお茶」がある人も多いのではないでしょうか。

さて、クロワッサンのムック、『体にやさしい手みやげ&お取りよせ』から気になったものを記録するシリーズ、今回は「日本茶」です。

もちろん、ただの日本茶ではありません。
「えっ?こんなお茶があったの?」と思わず二度見してしまうほどのビジュアル性、そして品質の高さに驚きました。
丁寧に淹れて、味わって飲みたいものばかりです。

ブレンド茶(櫻井培茶研究所)

一見して、日本茶とは思えない写真に惹きつけられました。
漢方薬とかハーブティーを思わせる外見ですね。

ブレンド茶

まさにその通りで、「日本の四季を取り入れたブレンド茶」というコンセプトで調合されたものです。

ベースとなる茶葉は、店主が茶園に出向いて品質を確かめたものばかり。
そこに季節の花や果実、ハーブを合わせて、その時季だけのお茶を作るのです。
まさに旬を大事にする日本の真骨頂ともいうべき逸品だと感じました。

誌上で掲載されていたのは「3月のお茶」ということで、春の訪れを感じさせるラインナップとなっていました。

  • 甘い香りの自然栽培ヨモギに香ばしい三年番茶
  • ほのかな塩気の桜葉や桜花に釜炒り茶
  • 苦みのあるフキノトウに玉露の茎の雁金

という組み合わせだそうです。

写真のようなガラスの茶器で淹れて、目でも楽しみたいお茶ですね。

それぞれに美しい名前がついているのかと思いきや、クールに上から<No.137>、<No.32>、<No.139>と呼ばれているというのが、かえって面白く感じました。

今の季節ならどんなお茶かな、と非常に興味があるのですが、残念なことにこちらは「手みやげ限定」でした。
誌面にはホームページURLの掲載もありませんでしたが、検索して発見。

「研究所」の名の通り、お店というよりはどこか漢方薬の薬局のような雰囲気が非常に印象的です。少し敷居が高そうな…
茶房も併設されておりお茶やお菓子、お酒まで提供しているとのこと。
いずれ訪問してみたいです。

櫻井培茶研究所/東京都港区
03-6451-1539(不定休)
http://www.sakurai-tea.jp/


京都宇治碾茶 The Ujiほか(ロイヤルブルーティー)

この見た目、完全に「お茶」の概念を打ち破っていますね。

宇治

ワインですよ。

私はお酒を飲まないせいもあってか、このタイプのボトルを見ると反射的に「あ、ワインだ」と思います。

実際のところ、この「お茶」は

ワインのように食事に合わせて楽しめるノンアルコールドリンクがあったら、との願いから誕生した食中茶

だそうですので、その印象はあながち間違ったものではなさそうですね。

たとえば<宇治>は野菜料理、<香培>は肉料理に、そして<炒香>は魚料理にといった具合に、合う料理の種類がそれぞれにあるのもワインと同じです。
えぇぇ、すごい。

実際に飲み比べてもちゃんと違いがわかるものなのか少し不安ですが、少なくとも見た目ははっきり違っているのが一目瞭然でしたから、やはり味の違いもあるんでしょうね。

3種の違い

(左:<宇治>、中:<香培>、右:<炒香>)

三種類のお茶は、<宇治>が京都宇治の碾茶、<香培>は玉露一番茶の茎、<炒香>は九州の無農薬・無化学肥料の茶葉を使用しており、いずれも

ひとつの茶園で栽培している茶葉の、新芽の柔らかい部分のみを手摘み。手作業で3~7日間、水出し

という過程を経て作られているとのこと。

また、非加熱なのでカフェインがほとんど含まれず、繊細な味わいになるのだそうです。

確かに、コーヒーほど知られていませんが、お茶にもカフェインはしっかり含まれていますからね。そこが気になってお茶を避けている人にもいいですね。

と、非常に興味津々なのですが、お値段が、これまたびっくりしますよ。
各750㎖で4500円~5500円です。
ワインだと考えても結構な価格帯ですが、お茶ですよ

とはいえ、ミシュランの二つ星、三つ星のお店御用達という実績もあり、うーん、妥当…なんでしょうか。
少なくとも、飲んでみたいかどうかと聞かれたら、間違いなく飲みたいです、ハイ。

と、言うことでホームページでチェックしました。

私はまだ甘かった。

受注生産のワインボトル入り1本60万円の超高級緑茶、などというものがこの世に存在していようとは…
目を疑いました。

そこまでとはいかずとも、1本27000円の日本茶、30000円の紅茶も存在するんですねぇ。
は~、勉強になりました。

茶葉なら手の届きそうな価格帯のものも多かったのですが、在庫切れ表示も多くてがっかり。
すぐに増産するのも難しそうな商品ですし、入荷した時にタイミングよく巡りあえればラッキーと言ったところでしょうか。

ロイヤルブルーティー/東京都港区(六本木ブティック)
03-6804-5566
http://www.royalbluetea.com/

2019.6.1配信//2019.11.30配信停止




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