マイナビムック、『キャッシュレス時代のクレジットカード&スマホ決済&電子マネー&ポイント攻略完全ガイド』から、「共通ポイント」についてまとめます。
「共通ポイント」とは?
まずは「共通ポイント」とは何か、という定義を確認します。
お店でお買い物をしたときに、「ポイントカードはお持ちですか?」と聞かれることはよくありますね。
そのお店やチェーン店独自のポイントシステム、ポイントカードを指す場合もありますし、業種を問わず複数の店舗で共通のポイントを貯めることができるシステムやカードの場合もあります。
後者が「共通ポイント」と呼ばれます。
昔は「ポイントカード」と言えば、そのお店一軒だけで、せいぜい同じチェーン店の間でだけ共通して使えますよ、というものだったのですが、現在では日常で使うコンビニや電気店、ドラッグストアなどで共通ポイントを採用していることが多くなりました。
「共通ポイント」のメリットは、やはり複数の業種、複数の店舗でポイントを貯めることができること、つまりポイントが貯めやすいという点です。
一ヶ月に1回ずつ行くお店が三店あったとして、独自ポイントだと貯まるポイントはそれぞれ1回分ずつ。
それに対して、その三店が同じ共通ポイントを採用していた場合、3回分のポイントが貯まることになります。
また、早くポイントが貯まるということは、そのポイントを使えるようになるまでも早いということです。
折角ポイントを貯めるのですから、効率的にしっかり貯めて、ここぞという時には使っていきたいものですよね。
7大共通ポイント
さて、現在メジャーな共通ポイントは7種類ほどあります。
- dポイント
- 楽天スーパーポイント
- JRE POINT
- WAON POINT
- nanacoポイント
- Pontaポイント
- Tポイント
このうちJRE POINTはJR東日本の運営するものなので、自分の生活圏では使わないという人も多いと思います。
ただ、Suicaを使用する人にとっては、Suicaの利用で貯まったJRAポイントを再びSuicaにチャージ可能など、非常に使い勝手がいいので貯めてみるのがおすすめです。
また、ローソンではdポイントとPontaカードの両方が利用できるので、どちらか好きな方を選んで貯めることができます。
面白いのが、Pontaポイントからdポイントに交換することも可能だということです。(dポイントからPontaポイントへは、ドコモ回線契約者のみ5000P単位でのみ可能)
自分がよく買い物をするお店がどの共通ポイントを採用しているのか、一度確認してみるといいですね。
以下にそれぞれのポイントの特徴をまとめます。
案外ポイントの有効期限については知らない場合がありますのでご注意ください。
dポイント
運営:NTTドコモ
ポイント付与:原則100円につき1P
利用単位:1P→1円相当
ポイント有効期限:獲得月より48か月後の月末
使える店舗例:ローソン、マクドナルド、マツモトキヨシ、高島屋、イオンシネマ、ノジマ、ドコモのケータイ料金払いなど
楽天スーパーポイント
運営:楽天
ポイント付与:原則100円につき1P
利用単位:1P→1円相当
ポイント有効期限:最終獲得月を含めた1年
使える店舗例:楽天市場、楽天トラベル、楽天ブックス、マクドナルド、大丸、松坂屋、ビックカメラ、楽天モバイルのケータイ料金払いなど
JRE POINT
運営:JR東日本
ポイント付与:原則100円につき1P
利用単位:1P→1円相当
ポイント有効期限:最終利用日より2年後の月末
使える店舗例:首都圏・東日本エリアの駅ビル(アトレ、テルミナ、グランデュオ、シャポー、ラスカなど)、東京駅の店舗など
WAON POINT
運営:イオンマーケティング
ポイント付与:原則200円につき1P
利用単位:1P→1円相当
ポイント有効期限:初めて利用した月から最大2年間
使える店舗例:ミニストップ、イオン、ダイエー、まいばすけっと、イオンモール、マックスバリュなど
nanacoポイント
運営:セブン・カードサービス
ポイント付与:原則100円につき1P
利用単位:1P→1円相当
ポイント有効期限:獲得した翌々年の3月末
使える店舗例:セブン-イレブン、イトーヨーカドー、西武・そごう、マクドナルド、デニーズ、ビックカメラ、ロフトなど
Pontaポイント
運営:ロイヤリティマーケティング
ポイント付与:原則100円につき1P
利用単位:1P→1円相当
ポイント有効期限:残高変動日より1年後の同日
使える店舗例:ローソン、高島屋、ケンタッキーフライドチキン、ライフ、UR賃貸住宅、HMV、JAL、昭和シェル石油など
Tポイント
運営:Tポイント・ジャパン
ポイント付与:200円につき1P
利用単位:1P→1円相当
ポイント有効期限:最終変動日より1年
使える店舗例:ファミリーマート、ENEOS、ウェルシア、TSUTAYA、Yahoo!ショッピング、ソフトバンク、マルエツ、ガスと、吉野家、ヤマト運輸など
WAON POINTとTポイントは、200円ごとにしかポイントがつかないのが少し渋く感じられます。
たとえばイオンでWAON POINTを貯めるなら、ボーナスポイントのつく商品を選んでみたり、200円で2Pがもらえる「5」のつく「お客さまわくわくデー」を利用できればいいかもしれません。
ただし、ポイントを貯めることに夢中になりすぎて、余計なものまで買ってしまわないよう、くれぐれも気を引き締めましょう。
2019.6.1配信//2019.11.30配信停止
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