『ダイヤモンド・ザイ』サラリーマンのための株式投資指南【2018.8月号】

『ダイヤモンド・ザイ』2018.8月号表紙

『ダイヤモンド・ザイ』はあらゆる世代のための「攻め」と「守り」の総合マネー誌、「マネービギナーのための楽勝攻略マガジン」がキャッチフレーズの投資情報誌です。このジャンルでは発行部数最大だとか。
創刊は2000年の3月。意外と新しいと感じたのですが、18年経っていれば長寿誌といえるでしょう。私の頭の中では、幼少期に最初に認識した『きょうの料理』、『趣味の園芸』あたりが歴史のある雑誌という感覚ですので、少しずれているのかもしれません。

私も時々購読していますし、株に興味を持ち始めた人が最初に手にする雑誌だと思います。とはいえ、私の場合、以前三号連続で一生懸命読み込んだ時も、何を言ってるのかさっぱり理解できませんでした。

昔、パソコンの情報誌を読み始めた時には、わからないながらもしばらく読み続けていたら、だんだん理解できるようになったという経験をしたので、株式のことも少しはわかるようになるかと思っていたのですが。なかなか手強いな。

そんな感じで何度か挫折していたのですが、またぼちぼち読んでいけば、成果が出ることを期待します。

『ダイヤモンド・ザイ』2018.8月号の目次

なんだか目次ページがこぢんまりしていました。

『ダイヤモンド・ザイ』2018.8月号目次

この目次に載っていないだけで、冊子版の目次もちゃんと掲載されていました。

特集●サラリーマンが株で1億円を作ったマル秘ワザ

株や仮想通貨で1億円以上の資産を作った人を指す「億り人」という言葉を聞くようになりました。そんな億り人と、億り人目前の人へのインタビューから、サラリーマンにとって有効な株売買の方法を探ろうという企画です。

株式投資は、初期資金がいくらかによってスタイルが変わってくるものだと思いますが、今回の記事で紹介されているトレーダーは、スタート資金が1500万円の人もいれば100万円の人、実質0円という人もいました。

ただ、意外だったのは共通する項目がいくつかあったこと。
それが、初期にはこまめに資金を投入しつつ、割安な株を買っていくという手法です。いい銘柄を吟味して安値で購入し、着実に増やすというのが鉄則のようですね。
こつこつと焦らずに続けるのが肝心なので、若いうちから始めた方がいいことは言うまでもなさそうです。

でも安値で買う、というのがなかなか難しいことのように思います。そして売り時を決めるのはもっと難しいような。
この辺りのことは、実際に失敗しながら覚えていくしかなさそうなのですが、その失敗が怖いですよねぇ。うーん…

そしてもう一つ、面白いと思ったのが株主優待制度を使いこなすことで有名な、元プロ棋士桐谷さんの投資法です。

毎月いくらかでも余裕を作り、5万円貯まったら優待株を買うこと。

 

値上がり狙いで勝ち続けるのは難しいから、優待や配当狙いがいいと思います。

サラリーマン投資家へのアドバイスとして、こんな一文がありました。
5万円以下で買える株も約80社あるとのことです。これなら無理せずに株を購入できそうですね。

2018年夏「買っていい×買ってはいけない」人気の株500 激辛診断

ずばり、アナリストの予想によると9月までは株価の低調が続き、年末にかけて再び上がるという見方が強いようです。年が明けてからは緩やかに下がり、春になって反転という予測も示されていました。
下がりっぱなしというわけではないのですね。うまく波に乗れれば、それこそ億り人に近づけるということでしょう。

海外で活躍する日本企業なら、電気自動車、ロボット・AI、インフラ関係などの分野に強い企業を、国内ではインバウンドに対応する業種と働き方改革に関連した人材紹介や情報・通信、サービス関連に業種は要チェックです。

ここまでは株式の記事でしたが、『ダイヤモンド・ザイ』にはおすすめの投信の紹介記事も掲載されています。

現在のところ、アメリカの株式が非常に好調なため、米国株を組み込んだ投信を選ぶのがベスト。IT関連の大型株を組み込んだ投信が本命で、中小型の成長株投信を選ぶのが賢明です。

ただ、金利上げの回数やタイミングを注視し、株価の下落が起きた時に対応できるようしておくのが肝心のよう。

アメリカの大企業は、アマゾンやフェイスブックなどまだまだ伸びていく企業が多いのが特徴です。日本のように、老舗として安定している企業よりも成長ぶりを見守る面白さがあるとも言えますね。

連載●恋の株式相場!

えぇと、3月号までは冊子版を読んでいたところでして、何となく続きが気になっていたのがこのマンガです。ちょうど今回は、デイトレードの話から一転、金の取引へと話題が移る回でした。仮想通貨が注目されている昨今ですが、実体がないというのは不安という理由から金の取引に目を向ける層も多いでしょうね。

金属としての金の知識から始まって、現在はプラチナの価格が金の価格を下回っていること、日本に金を密輸する犯罪が横行している理由、そして肝心の金の買い方など、基本的なことが理解できました。面白かった。

付録●ふるさと納税 少額寄附の返礼品78

別冊付録なので、半ば諦めていましたが、冒頭から一部を読むことができました。これは嬉しい。

ふるさと納税に興味はあったのですが、1万円前後の寄附金のものが紹介されることが多かったと感じています。いくらのちに税金が還付/控除されるといっても、1万円払ってどうしても牛肉やカニが欲しいかというと、まったくそんなことはなかったので、スルーしてきました。

ですが、それぞれ3000円の寄付でコーヒーセットとおまんじゅうをいただき、実質の負担は2000円、さらにアイスクリームとソフトクリームのセットに5000円払っても負担の額は変わらず、ということだと、かなり魅力的です。
ベーグルや国産のはちみつもいいですね。

なんだか一気に興味が湧いてきました。今度調べてみます。

「ZAi NEWS CHANNEL」

巻頭の「ZAi NEWS CHANNEL」に、マネー・経済関連の最新トピックがいくつかまとめられているのですが、今回はここに載っていた「バリュー投資家テンプルトンのワザを学べ」が面白かったです。

  1. 悲観で買い楽観で売る
  2. 世界中を探す
  3. 過去の誤りに学ぶ
  4. すべてを知ることはできない
  5. 大衆の後追いをしない

株式投資を本格的に始めるなら、頭に入れておいた方がよさそうな言葉だと感じました。

常に買うべき銘柄のリストと現金を備えていることが大切なのです。

なるほど…備えあれば患いなしですか。

『ダイヤモンド・ザイ』2018.8月号の感想とまとめ

久しぶりに読みましたが、相変わらず何を言ってるのかわからない記事の多さに理解不足を認めざるをえませんでした。
ですが、続けて読みつつ脱初心者を目指したいと思います。
そういえば、今号はFXと仮想通貨についての記事が見当たりませんでしたねぇ。

次号は「株主優待株&上がる日本株必勝法」特集。iDeCoについても紹介があるようで楽しみです。

2018.6.21配信開始//2018.8.20配信停止

 




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