『体にやさしい手みやげ&お取りよせ』ケーキ(クロワッサン特別編集)

『体にやさしい手みやげ&お取りよせ』表紙

昔から、「お取りよせ」には興味がありました。
歯科医で料理研究家の田沼敦子さんが、自分が食べて美味しかった食品食材を紹介した『取り寄せても食べたいもの』は、もう何度読んだことかわかりません。
歯科医師という職業上、健康的なものばかりでしょうし。

ただ、『取り寄せても食べたいもの』は2004年の発行ですので、現在では情報も古くなっている可能性も大いにあります。

それに、その頃はまだネットショッピングやメールでの連絡ということはあまり一般的ではありませんでした。
私は電話が大の苦手で、とても田沼さんのように生産者のところに直接連絡する勇気がありません。
そんな理由で、「読んだだけ」で終わっていたのです。

けれども、時代は変わりました。
メールでの連絡も当たり前ですし、ネットから直接注文や予約ができることもできるようになったというのは凄いことだと思います。

自ら情報発信をしている生産者さんたちも多くなりましたし。やはり、「作っている人が見える」というのは何よりの安心感を得られるものです。

その上、世にいう健康志向はますます高まっています。
食材にこだわり、製法にこだわって作られた「おいしいもの」。
折角お取りよせするのなら、そんなものがいいですね。
大事な人に差し上げるおみやげとしても最高だと思います。

と、いうわけで今回読んだのは『体にやさしい手みやげ&お取りよせ』。
全287品の、おいしく体にやさしいものばかりを紹介したムックです。
楽天マガジンで、定期発行の雑誌だけでなく、こういう「ちょっと気になるけど、買おうかどうしようか迷うな…」というムックが読めるのは本当に嬉しい限り。

『体にやさしい手みやげ&お取りよせ』目次

『体にやさしい手みやげ&お取りよせ』目次1 『体にやさしい手みやげ&お取りよせ』目次2

単なるカタログではなく、読み物もしっかりしています。
食品のジャンルは全部で18。

「ケーキ」と「お菓子・飲料」、「赤身肉」と「精肉」、「魚の逸品」「ブランド鰻」と「魚介」というように、大きなジャンルからピックアップされた項目も。
現在要チェックの品というわけですね。

このムックに関しては何回かに分けてレビュー、感想を書くつもりです。
今回は「ケーキ」について。

ケーキ

何しろ表紙にどどんと採用されているくらいですから、力が入っています。
このビジュアルに一目惚れしたといっても過言ではありません。
この美しいケーキは、プレミアムイチゴショートケーキ。

プレミアムイチゴショートケーキ(アトリエうかい)

ぱっと見て美しい、の後、「あれ?」と思うクリームの色。黄色みがかっています。


もしかしてバタークリームかと思いきや、正真正銘の生クリーム、しかも特別なものなのだそうです。

「アトリエうかい」がショートケーキの主役と考えているのはまさに生クリーム。
そのため、北海道の牧場で健康に育てられた牛から搾った生乳だけで作られたものを使っているとか。
アイスクリームでも、美味しいものは真っ白ではなく若干黄色みを帯びていますからね。なるほど。

そして食べ頃までしっかりと追熟されたイチゴ、低温でじっくり焼いたスポンジに季節の果物を合わせて完成。
中にはイチゴが二層入った作りなのも嬉しいところ。

「アトリエうかい」は、レストランの「うかい亭」で出されていたデザートやプチフールが好評だったために独立したという経緯があるそうです。
そして、このショートケーキが「アトリエうかい」の代表作、ブランドの顔というわけです。
いい顔してますもん。納得ですわ。

ただ、まぁ大体想像はつくと思いますがこちらは「手みやげ限定」、つまり地方発送は不可です。がっかり。
また、要予約の商品なのでちょっとハードルが高いかな。
直径15cmの5号サイズ、お値段は税込み5400円

アトリエうかい たまプラーザ/神奈川県横浜市
045-507-8686
日曜・月曜不定休

キャロットケーキ(ガーデン ハウス クラフツ)

華やかなショートケーキも素敵ですが、素朴な見た目のケーキにも心惹かれるものです。
しかもキャロットケーキと聞くだけで、いかにもヘルシー。
上にトッピングされたニンジンのオレンジが色鮮やかで、ドライフルーツのようにも見えます。

知らなかったのですが、キャロットケーキの歴史は中世のイギリスで作られていたキャロットプディングにまで遡れるのだそうです。

ちなみにプディングというのは「デザートに限らず、米・小麦粉・肉などに牛乳・卵・調味料を加えて、煮たり蒸したりして固めたやわらかい食品の総称」で、イギリス生まれとされています。
カスタードプディングに代表される甘いお菓子の方は、日本ではプリンと表記されることが多いようですね。

さて、そのキャロットプディングは砂糖がまだ手に入りにくかった時代に、ニンジンの甘みを活かして作ったのが始まりということです。
確かに野菜の甘みって、侮れません。

ガーデンハウスクラフツでは、国産素材と手作りにこだわり、国産小麦とニンジン、リンゴのすりおろしを混ぜた生地にプルーンとココナッツをたっぷり入れてキャロットケーキにしているのだそうです。

すごいなと思ったのが、このキャロットケーキがショートケーキと人気を二分するという実力の持ち主だということです。
気になるな~。試してみたいな~と思ったのですが、こちらも手みやげ限定の地方発送NG。
ケーキはどうしても難しいですね。
気になるお値段は、大きめサイズで600円。

ガーデン ハウス クラフツ/東京都渋谷区
03-6452-5200
不定休

2019.6.1配信//2019.11.30配信停止




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