『日経ヘルス』、2回目です。
折角読み放題なのだから、普段あまり読まないような雑誌を読もうと思ってはいるのですが、やはり興味の対象があまりに自分から遠いものには手を出しにくいものですね。バイク誌とか男性ファッション誌とか、猫とか犬とか。
そういうわけで、今回は興味のある分野「下腹が即効凹む!ダイエット」です。
世の女性で、この言葉に興味を持たない人はいるのか。まぁいることはいるだろうけど、それより多くの人が気になるに違いないと信じています。
さて、本号電子版には当然ついていませんが、冊子版にはかのライザップと共同開発したというダイエットボール、及びライザップメソッドのダイエットブックという2大付録つきです。
美術展特集において、ゴッホのヒマワリをあしらった万年筆を付録につけた『日経おとなのOFF』もそうですが、日経BP社は付録のセンスがいいですねぇ。本誌の特集に合わせた付録はとてもいいと思います。
私は「その特集」が読みたくて「その雑誌」を買うのであって、「その特集のクォリティを高めてくれる付録」は大歓迎ですよ。
そういう意味では、「付録ありき」で読むところの少ないムック本は邪道だと思っているのですが、「ピンクハウスのウォレット」とか「シナモロールグッズ」がついたファンブックは買ってしまうのが悔しい… しかも、買った後で冷静になって「付録」を眺めると、品質があまりにも残念だったりするんですよね。トホホ。
『日経ヘルス』2018.8月号目次
あれ?ちょっと少ない感じ…
特集1●腹筋なし!下腹が即効凹む!ダイエット
おなか周りについたぜい肉、なかでも下腹のぽっこり感を気にしている人は、やはり多いそう。
ここのお肉を落とすには、食事制限と腹筋かなぁ…と思うのが一般的な考え方ではないでしょうか。私もそう思っていました。
ですが、『日経ヘルス』によると、下腹を凹ませてくびれボディを作るにはどちらも必要がないというのです。
くびれボディを作る4大秘訣腹筋運動はなし。骨盤底筋にアプローチ
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強いマッサージはなし。むくみが原因のぽっこりにはやさしくなでるだけでOK
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食事は抜かなくていい。1日5食or1食置き換え
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間食は摂っていい。極度な空腹は反動の素
と、まぁこれなら実行できそう?と思わせてくれるような低いハードルを提示してくれます。
しかも、トレーナーのみならず、複数の女医さんの実践した方法だそうです。お医者さんのお仕事も相当ハードな場合が多いと思うので、ダイエットのために体力を落としたり無理をしたりということは本末転倒。あくまで健康的に、そして多忙な中でもできる方法でなければいけないはずです。つまり一般的な女性なら、それを取り入れるのは難しいことではなさそうな。
いいかも!
と、いうところで自分にはどんなダイエット法から試すのがいいかを判定するフローチャートが。
本号で取り上げられているのは
- ながらくびれトレ
- 肛筋エクササイズ
- 皮膚ねじり
- 血糖値コントロールダイエット
- ヨーグルト1食置き換えダイエット
- ダイエット脳の作り方
以上の6つ。
私は「皮膚ねじり」をマスターしたい! と思った、の、ですが…
電子版で読めるのは「ながらくびれト」レだけでした~。がっかり。
とはいえ、この「ながらくびれトレ」なるトレーニングはやれば確実に効果が出るという触れ込みで、読んでみると
ほっそりとくびれたウェストへの第一歩は、筋肉をつけることではなく、くびれるすき間をつくること
ウェストの細さは肋骨で決まる
など、今まで読んだことのないようなことが書かれていたので驚きました。面白いですねぇ。
しかも、特別な道具は必要としないので、やる気になればすぐにできそうです。
その方法としては
- おなかを伸ばして、くびれのすき間をつくる
- 膣を引き上げ、体幹を支える全筋肉を鍛える
- 仕上げに肋骨を閉めてくびれをつくる
の3ステップ。ただ、慣れるまで、少し時間がかかりそう&ちゃんとできているのか自分でわかるかどうかが不安な点がネックのように思います。
別冊付録●ライザップ式ダイエットBOOK
さて、第2特集、第3特集ともに電子版では割愛されていました。
代わりと言っては何ですが、別冊付録の「ライザップ式ダイエットBOOK」がほぼまるごと読める状態です。記事をチョイスする基準がわからないな~。
内容は、
- ライザップ式ボール筋トレ
- ライザップ式美ボディ食事術
- 寝たまま!筋膜リリース
- SALETボールダイエット
以上4つのトピックスに加えて、目標シートが付き、さらに読者モニターによるダイエットレポートも読める豪華版です。
いいな、と思ったのは、「お急ぎ3週間コース」と「のんびり2ヶ月コース」のふたつのコース設定があったこと。ライザップでは2ヶ月をダイエットの1単位として推奨しているそうです。ただ、どちらも運動は週に2~3回。主眼は糖質制限ということのようです。
第1フェーズの3大栄養素の摂取バランスが絶対おかしいことになっていて慄然としました。何これ?
たんぱく質はいいのよ。この脂質は何?いやー、ちょっと理解できないな。でもこうなっちゃうのかな、とパニックです。
やっぱり実践するのは大変かなぁ。ごはんとか、菓子パンとか、クッキーとか…私の好きなものはおおかた糖質ですもんね。
少しがっかりしながら読み進めたのですが、「寝たまま!筋膜リリース」は私にもできそうな感じで、再びやる気になりました。
筋膜リリースという言葉は聞いたことがあるのですが、具体的なことは知らなかったので読んでよかったです。
姿勢や動作の癖によって筋膜がよじれると、その歪みが全身に影響して姿勢の崩れや凝り、痛みを生じさせる。筋膜リリースとは、そのよじれを解消することのようです。
- おなかがぽっこりで姿勢が悪い
- 疲れやすい
- 肩こりや腰痛がある
こんな悩みを持つ人には特に向くそうですが、全部当てはまってますねぇ、私…
また、掲載されている「KAORU式筋膜リリース」は寝た姿勢で、ボールを押し当ててリラックスするといった動作でほぼ完結するというスロートレーニングの極み。素晴らしい。
これは試してみたいかも… 涼しくなったら……
『日経ヘルス』2018.8月号 感想とまとめ
面白くはあったのですが、やはり読めないところこそが読みたかったという不満は残ります。
これはもう、「立ち読み」「お試し読み」だと割り切った方がいいのでしょうね。『日経ヘルス』を読みたいから楽天マガジンに登録した、というわけではありませんし。
今号に関しては、日本人の体にぴったりにしたという特製のダイエットボールが優れモノに思えるので、冊子版の購入を検討しています。
次号予告によると、特集は「いい脂肪のつけ方&悪い脂肪の捨て方」「なまけ美容で若返る」「新・解毒ダイエット」の3つ。
別冊付録はついていないようなので、第2特集くらいまでは読めるのかな?
2018.7.16配信開始//2018.9.16配信停止
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