『お取り寄せ＆手みやげ2019』夏ギフトにもピッタリのゼリー【ぴあMOOK】

夏になると冷たいデザートが食べたくなるものですね。
水ようかんや葛まんじゅうなどの和菓子、色々なフレーバーのアイスクリームやシャーベット。そしてぷるぷるのプリンやゼリー。
自分で食べるのも嬉しいものですが、ギフトにも喜ばれますよ。

ギフトとして贈るなら、ゼリーが一番使い勝手がいいのではないでしょうか。

まず第一に、日持ちがするものが多いこと。

そして常温で保管できる種類のゼリーなら食べる前に冷やせばよく、冷凍室に入れる必要がないこと。案外、冷凍室がいっぱいで入りきらないということってあると思います。
贈る側としても、冷凍便の送料よりも割安な送料で送れるという事情は見逃せないメリットとなります。

もちろん、果物がたっぷり使われていたり、低カロリーでヘルシーなのもいいところです。見た目もきれいで楽しめますし。

自分一人で食べるなら、スーパーに売っているお手頃価格なゼリーでも結構満足するのですが、たまには目の保養を兼ねてきれいなゼリーを買ってみようかなと思ったり、お中元の候補として考えることもあります。

ぴあムックの『お取り寄せ＆手みやげ2019』にはゼリーも紹介されていました。次にお取り寄せするときの参考にしたいと思います。

味一ジュレてまりin（早和果樹園）

みかんゼリーの中に小ぶりな「てまりみかん」がまるごと入っているという、満足感たっぷりの一品です。
テレビで取り上げられて爆発的にヒットしたそうなので、ご存じの方も多いのかもしれません。

使われているみかんはブランド品の有田みかん、しかも栽培から加工まで一貫して手掛けるみかんのプロが作っている商品なので、品質や味は間違いありません。

ゼリー部分は100％ストレートのみかん果汁を91％使用し、自然素材の寒天とこんにゃく粉で固めたというほぼ果汁そのものです。
わずかに砂糖を加えただけで、酸味料や保存料はもちろん、水すら一滴も使っていないというのですから驚きました。

可愛い瓶入り、150ℊが6個で税込み2940円。ちょっとした贈り物にちょうどいい価格帯だと思います。

オンラインショップには有田みかん100％のストレートジュース、ドライフルーツもあり、少し目移りしてしまいました。季節のかんきつやみかんの皮なども掲載されています。

みかんの皮と言えば、漢方薬の「陳皮（ちんぴ）」ですね。
七味唐辛子に入っているのは有名ですし、カレーのルーにも使われています。
薬効があるとされている成分は

β-クリプトキサンチン：骨の健康維持に役立つ
ヘスペリジン：毛細血管の強化、血流改善効果あり
ノビレチン：アルツハイマー型認知症、発がん抑制効果、慢性リウマチの予防や治療効果あり

その他、ビタミンCやリモネンなど。

野菜や果物って、「皮」に一番栄養があるとも言われますが、みかんの皮もまさにそうなんですね。

早和果樹園では、ジュースを搾汁する際に出たたくさんの皮をそのまま活用しています。
皮はしっかりと洗浄され、熱風と天日で丸一日かけて乾燥されていますし、人の目と手での作業、手作りされているのです。
毎年、残留農薬検査も実施されていますので、安全性に関して不安なところはありません。

でも、やっぱり今食べたいのはゼリーですねぇ。
…と思っていたら、「みかんアイスバー」がありました。
みかん果汁75％の贅沢アイス…あぁぁ、これも絶対美味しいですね。迷うわ…

早和果樹園／和歌山県有田市
0737-88-7279
土・日・祝定休（年末年始不定休）
http://sowakajuen.com/

国産フルーツジュレ（岡山県青果物販売）

こちらもビジュアル系の瓶入りゼリー。いえ、ジュレでした。
ジュレというのはフランス語、ゼリーは英語で、原料や作り方そのものに違いはありません。

本来の「ジュレ」は「凍らせたもの」の意味（「凍らせる」の過去分詞形）で、イタリア語でいう「ジェラート」と同じです。

日本では「ジュレ」を使うとおしゃれなイメージがあり、水分が多くて食感がやわらかいものを指すことが多いようです。
また、一旦冷やし固めた後でクラッシュさせ（荒くかき混ぜ）、断面が不規則できらきらした見た目にしたタイプも「ジュレ」と呼ばれます。

ジュレタイプのドレッシングをサラダにかけるのもおしゃれで、シンプルな野菜サラダをワンランクアップさせてくれますね。
サラダ以外にも、冷しゃぶにジュレポン酢をかけるなど、いつものたれやソースをジュレにしてみるという楽しみ方もあります。

それに対してゼリーの方は、比較的しっかりと固めたもので弾力があります。特に寒天で固めたものはプリッとした歯ごたえが楽しめます。

どちらのタイプも油分は含まれませんし、ゼラチンにはコラーゲンが、寒天には食物繊維が含まれているのでヘルシーなデザートです。しかもゼリーに使用する程度の量ならゼラチンや寒天自体のカロリーはほとんどなし。ダイエット中のおやつにもぴったりだといえます。

さて、「国産フルーツジュレ」です。

製造している「岡山県青果物販売」は、会社の理念として

匠の農家が伝承する本物の栽培技術と栽培環境を大切に考えます。

という方針を掲げています。
国産の素材を使い、安心と顔の見える商品を提供することにこだわっているんですね。
嬉しいことです。

オンラインショップを見て少し戸惑ったのは、「フルーツジュレ」と「フルーツゼリー」が両方とも販売されていたことです。

これは先に書いたとおり、「ジュレ」の方がより柔らかく、「ゼリー」は比較的しっかりとして弾力性があるという区別がされているようでした。

けれども、どちらも岡山県産をはじめ、国産の上質な果物を使用して作られていることには違いありません。

面白かったのが、上層に果物の果肉とジュレ、下層にはプリンを詰めた二層仕立ての「プリジュレ」なるデザートもあったことです。
ゼリーを食べたいけどプリンも捨てがたいという私のような欲張りにはぴったりですね。

国産フルーツジュレの詰め合わせは5本入りで税込み3348円ですが、単品で税込み540円からたくさんの種類が揃っています。
ゼリーの方はもっとお手頃価格で324円（税込み）、ちょっと贅沢ヴァージョンが540円（税込み）でした。

山形産のさくらんぼジュレと岡山県産の清水白桃のジュレ、それにプリジュレのシトラスを組み合わせて…　などと自分好みの詰め合わせを作れるのも素敵です。
ゼリー類の日持ちは常温で1年ですから、どさっと買って、少しずつ楽しむのもありだと思います。

さらに「桃のフルーツプリン」や「トマトゼリー」なるものまで…そうきましたか。
確かに岡山県と言えば「桃」「桃太郎」ですよねぇ。トマトの代表的な品種も「桃太郎」ですし。
また、みかんがまるごと一個入ったジュレはここにもありました。流行っているのかな。
加工品としてはアイスやコンフィチュール（ジャム）、焼き菓子などの取り扱いもあり。

「果物」の販売もしていまして、桃では白鳳や清水白桃、ぶどうはニューピオーネやマスカット・オブ・アレキサンドリアの出荷を間近に控えたところのようです。