『ESSE』キッチンを整理してお金を貯める&ポリ袋調理法【2018.8月号】

『ESSE』2018.8月号表紙

『ESSE』は一度読んだことがあったと思います。何か読みたかったけれど、他に選択肢がなかったからという割と消極的な理由で手に取りましたが、読んでみると結構面白かったのでちょくちょく読み返したものです。『サンキュ!』よりもヴォリュームがあるので、読みごたえがありますし。

そういえば、私は一度読んだ雑誌でも、気に入れば結構読み返す方なのですが、そういう人は少数派なんでしょうか。ちょっとよくわかりませんが、昔の記事を読み返すのもなかなか乙なものではあるんですよねぇ。

さて、『ESSE』は主婦向けの雑誌で、料理に力を入れているという印象があります。フジテレビ系の出版社である扶桑社が発行しているので、フジテレビ系列の料理番組に関する記事が掲載されているのも特徴と言えるでしょうか。

今回は「お金の貯まるキッチン」という特集だそうで、「……風水?」と思いましたが、さにあらず。整理整頓や食品の在庫管理を徹底することで食費を減らしましょう、というコンセプトのようです。
その他、『日経ヘルス』でも掲載されていた「ながらダイエット」、「ポリ袋でできちゃう魔法のレシピ」など面白そうな記事が取り上げられています。電子版ではどれくらい読めるかな?

『ESSE』2018.8月号 目次

これはすごい!多分ほとんど一冊全部読める感じ。

『ESSE』2018.8月号目次1 『ESSE』2018.8月号目次2 『ESSE』2018.8月号目次3

特集1●お金の貯まるキッチンのつくり方

編集部が取材を通して気づいたことに、節約達人と呼ばれる人、そしてお金が貯まる家庭には「キッチンがスッキリ使いやすく片づけられている」という共通点があるそうです。
そこで、キッチンの収納や使い方を見直すことで、暮らし全体のお金の流れを整え、お金が貯まる工夫をしましょうというコンセプトの特集です。

4名の主婦が実践している工夫の数々はこんな感じでした。

  • 実用的で丈夫な調理器具や食器を厳選して使用する
  • ムダな外食や出費を減らす
  • 購入した食材を長持ちさせるよう、買ってきた時点でひと手間かける
  • 調理コストを下げる
  • 食材の使い忘れをなくすため、ホワイトボードに書き出して把握する
  • 簡単な家計簿をつけ、予算を厳守する

また、家計整理アドバイザーから見た貯まるキッチンのポイントは

『ESSE』2018.8月号_kitchen
  1. 余計なものがなくてすっきりしている
  2. ものの定位置が決まっている
  3. 同じ用途のものは1種類だけ
  4. 冷蔵庫の中はいつも余裕がある
  5. ゴミ箱は1か所にまとめる
  6. 掃除グッズをスタンバイしている

以上6点でした。
そして、こういったキッチンにするための手段としては

  1. 今あるものの量を見直す
  2. 買い物の仕方を見直す
  3. 収納方法を見直す

の3ステップを実行すればいいとのことです。

食材を重複して購入したり、頻繁に買物に行くことを防ぐだけでも効果はありそうですね。
私は収納方法(収納場所)の見直しをしようと思っているのですが、なかなかうまくいきません。マグカップやティーカップばかり何個もあっても、全部は使わないのはわかっているのですが…

特集2●カリスマ家政婦makoさんの 魔法のポリ袋おかず

何年か前にもポリ袋を使い、湯煎することで調理をするという「真空調理法」がブームになったのを覚えていますが、この特集で紹介されているのもその系統だと思われます。

食材も調味料もポリ袋に一度に入れ、袋ごとゆでるだけ。空気を抜いてゆでることでセミ真空状態になり、短時間で味がしみてやわらかく仕上がるんです。

ゆでる過程を電子レンジに、袋を耐熱性保存容器にそれぞれ替えることで、料理に合わせてアレンジもできるとのこと。

真空調理法がはやり始めたころ、レシピ本を読む機会もあったのですが、その時はいまひとつピンとこなかったんですよね。なぜでしょう?「結局は煮物になるんじゃん?」という気持ちが強かったような気がします。あまり覚えていませんが。

ですが、今回この特集記事を読んでみて、この調理法で使用するのに適したポリ袋の選び方が解ったので安心しました。
つまり、ポリ袋を調理に使うということ自体に不安を持っていたみたいです。無意識のうちに、沸騰させたお湯で煮込むと袋が融けるというイメージがあったんでしょうね。日頃、さんざんレトルトのカレーやパスタソースを利用しているのに。

ちなみに、湯煎調理に使うのに適したポリ袋の条件は

「耐熱温度が90~110℃の、食品用高密度ポリエチレン製袋」

NG:塩化ビニール樹脂製・低密度ポリエチレン製
(=耐熱温度が低いため)

商品表示をチェックし、「湯煎調理や電子レンジ調理可能」と書かれているものを選ぶこと。サイズは縦35㎝×横25㎝以上のものが適しています。

今回紹介されていたレシピの中でびっくりしたのが「トマトオムレツ」でした。

『ESSE』2018.8月号_オムレツ
  1. ヘタを取って2㎝角に切ったトマト、卵、1㎝角に切ったハムと牛乳、粉チーズ、塩コショウを全部ポリ袋に入れて、空気を入れて振るようによく混ぜる。
  2. 袋を平らに置いて空気を抜き、袋の口をしっかり縛る。
  3. 鍋に平皿を敷き、たっぷりの水を入れて沸かし、沸騰させてから袋を入れて15分ほど湯煎する。

…これだけの工程でオムレツが!

ちょっと信じられません。
私はオムレツをつくるのが苦手なので、もしこんなにきれいにできるなら是非やってみたいところなのですが…

この写真が1人前なら、4人分として載っているレシピを調節しなければいけないでしょうし、そもそもハムが本当にこんな風に内側にくるのかどうか(比重の違い?)も疑わしいですし…
でも実際のところ、試してみたくはありますね。

「ナスのがっつり&無限おかず」

『ESSE』2018.8月号では、この特集以外にも「ナスのがっつり&無限おかず」という小特集があり、こちらがまた非常に充実していました。

暑い季節にもしっかり食べたい、肉と合わせたパワーチャージ系の主菜から、中華漬けやディップ、グリルマリネなどの副菜まで、どれもおいしそう。

ナスのマヨ七味炒めなる、ナスとちくわを合わせてマヨネーズで炒め合わせただけ(最後に七味を振る)の一品がまたなかなか斬新な取り合わせ、かつ簡単でいい感じでした。
料理担当は枝元なほみさん。あぁ、何だか納得です。着眼点が面白い&どことなく無国籍風の料理を作る料理家さんというイメージがありますので。

『ESSE』2018.8月号_ナス

『ESSE』2018.8月号の感想とまとめ

思った以上にたくさん読めて、大満足でした。
まだまだ紹介しきれなかった記事はたくさんあり、どれも読みごたえがありました。
それに、よくよく見ると冊子版も500円と案外お手頃なお値段なんですね。コストパフォーマンスがいいのではないでしょうか。

また、「ながらトレーニング」に関して言えば、私にとっては『日経ヘルス』の記事よりも解りやすいように感じましたので、『ESSE』を読みながら朝一番におすすめだという「曲線美ストレッチ」から始めてみようかと思います… 
が、朝起きた瞬間から暑いしねぇ…

小さなボールを使い、こわばりをほぐしてやせやすくするメソッドは、『日経ヘルス』での筋膜リリースにも通じるものを感じました。複数の雑誌を読んで、クロスするところを見つけるのも面白いですね。そして、これはやはり『日経ヘルス』のダイエットボール付き冊子版を購入した方がいいかも、と思うに至りました。

次号の特集は「貯めてるのに、いつも余裕がある人のこれはしない、あれはする」ということで、お金の管理法や人付き合いの実例集のようです。
その他、「レシピなしでつくれるごはん」、「つっぱり棒で家じゅうスッキリ!」など。そしてなんとビアードパパで使えるおトクなクーポン付(冊子版だけだと思います)。
また読むつもりです。

2018.7.20配信開始//2018.10.19配信停止




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