『しいたけ.カラー心理学 2019春・夏編』18タイプの性格分け(an.an特別編集)

『しいたけ.カラー心理学2019春夏』表紙

雑誌一覧で見かけた時、思わず二度見しました。

何?このインパクト?え?しいたけって何?心理学?

表紙の力って、大切ですねぇ。
そして、気になったら取り敢えず読んでみることができるのも、楽天マガジンのいいところ。
これが本屋さんだったら、少し読んでみて、うーんと悩んで、結局買うまでには至らない。そんな気がします。
そういうわけで、早速ダウンロードしてみました。

ざっと確認したところ、「しいたけ」とはこのカラー心理学の提唱者で占い師さん。キノコとは無関係なんですね。
正式には「しいたけ.」さんのようです。
『しいたけ占い 12星座でわかるどんな人ともうまくいく方法』、『しいたけ.の部屋 ドアの外から幸せな予感を呼び込もう』という著書がおありです。

人間の第六感について、占いという観点から研究した経歴の持ち主だそうで、心理学なのか占いなのか、今一つ判別が難しいところです。
ただ、占いと心理学は、とても近くにある分野なのは確かでしょうから、あまり深く考えずに進みます。

カラー心理学というのは、この第六感、フィーリングに関連するもので、物事を色によって感知して分類するカラーリーディングと呼ばれる技術から生まれたもののようです。

しいたけ.さんの場合、占いを求めてきたお客さんの人柄を色で認知する…というのが第六感に相当するのでしょうか、その辺りの経緯もよくわからなかったのですが、性格を18のタイプに分け、それぞれに対応する色を割り振ったものを「しいたけ.カラー心理学」と呼ぶ、と。

18タイプって、結構多いです。
しかも、「しいたけ.カラー心理学」では、この人はこれという単色ではなくて、ほとんどの人が2~3色のパワーを持っているのだそうですから、診断もなかなか一筋縄ではいきそうにありません。

ですが、人間というのは確かにひとつの型にピッタリと収まるものではありませんし、日によって、あるいは体調や気分によっていつもと違った行動もとりますから、案外理に適っているのかも、と思います。

しいたけ.さんによると、

自分のカラーを知り、自分の周りにあるカラーを知る。自分らしさを知って、自分らしくないことにもチャレンジしてみる。

そうすることで、人生が少し楽しくハッピーになりますよ、と。

なんだか全体的にふわふわとした文章で書かれているので、きちんと理解できているのか定かではありませんが、多分こんな感じの趣旨ですね。

18色の基本的性格

18タイプもあると、自己診断のチェックリストを眺めるだけでも大変です。
逆に、細かいのでこれは絶対違うと言い切れる性格パターンも多いのが面白いです。
どっちかなぁと迷うことがあまりありませんでした。

さて、折角ですから18色の基本性格を列挙しておこうと思います。

赤―この世は常に戦い。「燃える挑戦者」

競争心が強く、目立つのが好き。リーダータイプ。
恋愛傾向は「見捨てられない同志や弱い人に惹かれてしまう。」
休日の過ごし方は「気兼ねない友人たちと愚痴を言って盛り上がる。」

ピンク―子ども心を持ち続ける、「無邪気だけど強い人」

ものをずっと大事にしたり、一生懸命に何かの世話をするのが好き。
恋愛傾向は「恋に落ちたら一途に思い続けるも、やや束縛傾向あり」
休日の過ごし方は「休みの日もみんなと一緒に話題の最新スポットへ」

オレンジ―すべてに無駄がない、「気合の入ったネアカ」

興味を持ったことには即行動。楽観的で、いやなことも寝たら忘れる。
恋愛傾向は「押しの強い相手に口説かれ、友達感覚で付き合う。」
休日の過ごし方は「人生を楽しむプロとして、一人でも大勢でも存分に満喫」

黄色―好奇心旺盛でユニークな「直感人間」

好奇心が強く、感覚的直感的に物事を決める。素直。
恋愛傾向は「共感から一目惚れしやすい。付き合ったら心配型になる傾向も」
休日の過ごし方は「楽しいことが大好きで、あちこちについ散財しがち」

ベージュ―〝こだわり〟を大切にする「カフェ・ライフ」の人

衣食住にかなりこだわる。家にいることが大好き。
恋愛傾向は「趣味をきっかけとして、お互いの〝大切〟を語って近づく」
休日の過ごし方は「お気に入りのカフェで、本を読んだり写真を撮ったり」

緑―平和でおおらかな「ホッとする人」

攻撃性があまりなく、おおらか。縁の下の力持ち。
恋愛傾向は「穏やかさが魅力になるも、若いうちは優しすぎて地味に見られがち」
休日の過ごし方は「自然を感じる場所でのんびりリラックス」

エメラルド―見た目はクリーンで知的な「仮面オタク」

清潔感のある印象の人が多い。内面と外面のギャップが激しい
恋愛傾向は「夢見がちだけれど、恋が始まると深くハマる」
休日の過ごし方は「広い趣味を一人で楽しむ。オタク的な活動も」

青―シャイでクールな「ビジネスパーソン」

冷静な性格。「私カッコイイ」状態をとても大事にする。情報通。
恋愛傾向は「勝ち取る恋から安らげる恋へと移行」
休日の過ごし方は「目的意識を忘れず、予定をこなすことに喜びを感じる」

水色―マイペースを守る「商店街のアイドル」

捉えどころのない性格。地元志向で年上の人から可愛がられる。欲も野望もない。
恋愛傾向は「家族になれる人を好きになって恋をする」
休日の過ごし方は「地元で、いつものメンバーたちとつるむ」

ターコイズ―常にエネルギー全開の「陽気な裸の人」

ノリとリズムと勘で生きる自然人。仲間や地球を愛し、生きるエネルギーが強い。
恋愛傾向は「ノリとスリルで次々い恋するハンター」
休日の過ごし方は「ビーチでほろ酔いになってダンス。寝る間を惜しんで遊ぶ」

シルバー―こだわりで身を固めた「The ひとりの世界」

自分のお気に入りの人や物を大事にする。お気に入りがないと不安になることも。
恋愛傾向は「奥手。恋愛自体がほとんど革命的」
休日の過ごし方は「人生の計画を脳内でシミュレーションし、必要なアイテムをネットショッピング」

白―嘘のつけない純粋さを持つ「ネバーランドの住人」

頭の回転が速く冷静な大人の面と、くだらない冗談を言い続ける子供のようなところを併せ持つ。子供心を忘れない。
恋愛傾向は「〝放っておけない〟〝愛でたい〟が恋につながる」
休日の過ごし方は「平日とは全く違うことをして過ごす二面性がある」

紫―苦労を経てきて「慕われる人格者」

得たものをみんなで分け合う高貴な精神の持ち主。武士のような忠誠心と誠意も。
恋愛傾向は「不器用な人に恋をしやすい、トップクラスのモテる人」
休日の過ごし方は「同じ趣味の友人と歴史ツアーへ」

ネイビー―ストイックに「任務遂行する仕事人」

目標が難しいほど燃える傾向にある戦士。自分に厳しく、他人にも鬼のように厳しい。
恋愛傾向は「仕事重視で相手を見る目は厳しい。安心できる小動物系な人に惹かれる」
休日の過ごし方は「トレーニングで自分を鍛え上げる」

茶色―実直に物事をこなす、「コツコツ型の人」

時間がかかっても自分の頭で考え、実行する。プロフェッショナル。責任感が強い。
恋愛傾向は「恋が始まる前から先回りして考えが暴走しがち」
休日の過ごし方は「自分の手を動かして掃除や料理をし、生活を整える」

森の色(フォレストグリーン)―集中力を持って追究する「とことんハマる人」

好きな物事に対しとことん深く探求し、自らの見解を述べる真正のオタク。
恋愛傾向は「対象が生身の人でなくても幸せ。恋は弱音を吐ける人と」
休日の過ごし方は「好きな対象のウォッチング。お店、芸能人など対象は様々」

黒―創作魂のかたまり。「究極の変態」

自分の好きな世界を掘り下げる。究極の美しさと究極のポンコツさを併せ持つ。バランス感覚がない。
恋愛傾向は「恋の始まりには情熱的でも、次第に一人になりたくなる」
休日の過ごし方は「自分の仕事や表現に集中。好きなものをとことん愛し、嫌いな人は即座にブロック」

ゴールド―波乱万丈な人生を「運命的に生きる人」

個人の幸せのためではなく、自分の使命を楽しみながらやっている。優しさと強さ、知恵を忘れない。
恋愛傾向は「突飛な言動も楽しんでくれる人と結ばれる」
休日の過ごし方は「思い立ったら即移動。国境を軽く超えることも」

『しいたけ.カラー心理学 2019春・夏編』感想

占いなのか心理学なのかが最後まで分からなかったのですが、カラー別に分けられた基本性格の解説はとても面白いものでした。
なんというか、それぞれキャラが立ってる。
もうこれだけで、小説が書けそうな気がします。

という感想を持つのは、私が多分に創作したがりの「黒の人」だからでしょうね。えぇ。

基本性格についての解説だけではなく、「惹かれる職業でわかる 人間関係のクセ&活かし方」や「弱点の克服法」も面白かったですね。
そして挟み込まれる「金運の上げ方」という記事に再び「占い…?おまじない…?」と悩むことに。

とはいえ、予想以上に楽しく読みました。創作のネタとして、紙媒体で購入しておいてもいいかもと思います。

2019.6.1配信//2019.11.30配信停止




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です