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10月に入って、一気に涼しく過ごしやすくなりました。
朝晩は寒さを感じるくらいです。
秋の到来で、食欲も出て何だか活動的に…
と、言いたいところなのですが、
- 何だかだるい
- 疲れを感じる
- 体が冷える
そんな不調はありませんか?
実はそれ、夏の疲れのせいかもしれません。
私も最近、頭痛が多かったり、冷えを感じたりの日々です。
朝、頭が痛くて目が覚めるなんて、ちょっと勘弁してほしいですよね。
『ESSE』の2020年10月号に目を通していると、
夏疲れに! 体ととのう ゆる漢方
という特集を見つけました。
- 取れない疲れ
- 体の冷え
- 食欲がない
- 肌の感想やシミが気になる
- 頭痛
といった体の不調と、
- やる気が出ない
- イライラする
の心の不調を漢方的なアプローチで解消しようというものです。
しかも「ゆるい」ので、無理せず取り入れられるのだとか。
ぜひ実行してみたいです。
夏疲れに! 「体ととのう ゆる漢方」
この記事の監修者は、漢方の専門家・櫻井大典さん。
年間5000人以上の相談に乗っていらっしゃるそうです。
『まいにち漢方』の著者でもあり、漢方や養生についてわかりやすく教えてくださいます。
のっけから
がんばりすぎず ゆる~く実践してみましょう
というやわらかいメッセージが。
いいですね。嬉しいです。
夏の終わりの不調は「湿気」が原因
ここでいう「湿気」とは、一般的な意味での「外気の湿度」だけでなく、「体の内側にたまった湿気」も指します。
これが漢方の考え方なんですね。
外気の蒸し暑さを「外湿」、体内にたまった余分な湿気を「内湿」と呼びます。
夏に過度な水分や、冷たい飲食物、生ものなどを摂りすぎることで、内湿がどんどんたまってしまうのだそうです。
さらに、漢方では〝内湿が外湿を呼ぶ〟とされ、体に湿気がたまっていると、蒸し暑さの影響も受けやすく、結果としてさらに不調を感じるようになります。
負のスパイラルですね。
そして、本来胃腸は乾燥を好む臓器と考えられており、内湿が増えることで弱っていく傾向にあるのです。
そのため、だるさや冷え、疲れ、そしてやる気のなさを引き起こすと考えられます。
「湿気」対策として、漢方の養生法を取り入れましょう
「湿気」が不調の原因なので、それを取り除く、というのが解決法となります。
具体的には
- 体に湿気をためる飲食物を避けること
- 自分の不調に合わせたゆるい養生法を食生活や習慣に取り入れること
です。
大切なのは、「ほんの少しだけでも実践すること」。
完璧でなくてもいいのです。
できることから始めてみませんか?
「体がだるい、疲れが取れない」悩みへの対策は2つ
「湿気」で胃腸が弱っていると、疲れやだるさの原因になります。
また、汗のかきすぎ、睡眠不足などでも体は消耗しますが、これは「気」が不足した「気虚」という状態です。
対策としては、「気」を補うこと。
- 食材で気を補う
- 日光浴と深呼吸をする
この2つです。
食材で気を補う
漢方には「気を補う」とされている食材がたくさんあります。
それらを積極的に取り入れるのがおすすめとのこと。
具体的には
などです。
肉や魚介は、全般的に気を補ってくれます。
胃の疲れをいたわって、味付けはあっさりめにしましょう。
ほかにも
豚肉、牛肉、イワシ、鮭、サバ、ウナギ、エビ、タコ、米、大麦、もち米、ジャガイモ、ヤマイモ、大豆、カブ、カボチャ、きくらげ、シイタケ、マイタケ、アボカド
をどうぞ。
太陽の光を浴びて深呼吸する
気を補うための、もうひとつのいい方法は日光浴と深呼吸です。
漢方では「太陽は気の集合体」とされ、日光浴によっていい気を体に取り込むことができるのだそうです。
まず息をしっかり吐き切り、吸った空気が骨盤内に満ちるイメージでいい気を取り込みましょう。
夏の間は、太陽の光が強すぎて、日光浴どころではありませんでしたが、今なら気持ちよく光を浴びられそうですね。
「体が冷える」という悩みへの対策は3つ
夏の冷えの一番大きな原因は、やはりエアコンの冷気です。
さらに、水分や冷たいものの飲食で、体の中も冷えがちになります。
対策はシンプルです。体を温めること。
- 体温より温かいものを食べる・飲む
- 湯船につかって汗をかく
- 冷たいものを食べたら温かいお茶を飲む
この3点になります。
食べ物・飲み物は体温より温かいものにする
あまり冷たいものを飲みすぎると体が冷える、ということは知られています。
それもあってか、コンビニエンスストアでも「常温」の水やお茶が販売されているのを見かけるようになりました。
が、実は「常温」でもまだ「体にとっては冷たいもの」なのです。
冷えを感じやすい人は、ホットのお茶を選ぶのがいいですね。
食事についても、冷たいつけ麺よりは温かいものにするなどをおすすめします。
湯船につかって入浴する
シャワーでは疲れが取れない、という人は大勢います。
それに、やっぱり温かいお風呂につかるのは気持ちがいいものですから、実行している人も多いでしょう。
適度に発汗することで、冷えの解消につながります
気をつけたいのは、長風呂だとかえって体が疲れてしまうことです。
本末転倒になってしまうかもしれませんから、気をつけたいですね。
冷たいものを食べたら温かいお茶を飲む
体が冷える、とわかっていても、おいしいかき氷やアイスの誘惑には逆らいがたいものです。
こういう時は、食べた後に温かい飲み物で締めくくりましょう。
これだけでも冷えのリセットには効果があります。
カフェインを含んだコーヒーや緑茶などは、体を冷やすと思われていますが、飲みすぎなければ大丈夫。
もし、気になるようなら発酵茶の紅茶か、カフェインレスのほうじ茶にすれば安心です。
「胃の調子が悪い、食欲がない」という悩みへの対策は2つ
「内湿」がたまりすぎたことによる不調で、胃腸のトラブルが起こっている可能性が大です。
食べ物を見直しましょう。
- 「生冷食」、「肥甘厚味」を控える
- 胃に優しい温かなスープを食べる
この2つで対策します。
「生冷食」、「肥甘厚味」を控える
「生冷食」はすぐにイメージできますが、「肥甘厚味」は難しいですね。
「肥甘厚味」とは、「油っこいもの、甘いもの、味の濃いもの」を意味します。
言われてみれば、「ああそうね」と感じるのが漢方のすごいところだと思います。
胃腸の調子を整えるには、まずこの2種類の食べ物を控えるのがいいのですが、これが案外難しいかもしれません。
たとえば「甘い菓子パン」は私の好物ですし、スタミナをつけようと思って「焼肉」を食べるとすれば、その油っこさが仇となって、スタミナをつけるよりも胃腸に負担をかけてしまいかねないのです。
とはいえ、「ゆる漢方」ですから、「どうしても食べてはいけない」と自分を追い込まないことも大切だと思います。
食べたい時には素直に食べるのも、気の流れを良くするのではないでしょうか。
胃に優しい温かなスープを食べる
さっぱり味のスープがおすすめの食事です。
胃への負担が少なく、安心して食べられますからね。
肉類と野菜を入れると栄養バランスも良くなります。
記事でおススメされていたのは「冬瓜とスペアリブのスープ」。
冬瓜が余分な水分を排出し、豚肉が気を補ってくれるそうです。
胃腸の機能を整えるため、ショウガも忘れずに。
材料と塩少々を鍋に入れ、浸る程度に水を加える。
ごく弱火で20分以上煮る。
肌の乾燥とシミへの対策は2つ
漢方的には、「血」が不足した「血虚」の状態が肌の乾燥を招きます。
栄養が肌に行きわたらないと考えられるためです。
また、血の巡りが悪いとシミができやすいとされています。
栄養を摂って補うのが対策ですね。
- 「補血食材」を取り入れて乾燥を防ぐ
- 「活血食材」でしみを薄くする
肌の乾燥には「補血食材」を
不足した「血」を補って、「血虚」の改善を目指せば、肌の乾燥は改善するといわれています。
おすすめの食材は、
です。
赤い食材、黒い食材が効果的だといわれており、ニンジンや黒ゴマは特におすすめだそうです。
効果的な食材は以下もごらんください。
牛肉、レバー、卵、アサリ、アナゴ、イカ、ウナギ、カキ、鮭、タコ、タラ、ブリ、マグロ、枝豆、黒豆、シメジ、キクラゲ、ひじき、ライチよ
「気」を補ってくれる食材にもリストアップされているものがありますね。
一石二鳥です。
シミを薄くするために「活血食材」を
「活血食材」は、血の巡りを良くしてくれます。毎日、少しずつ食べるのが理想です。
おすすめの食材は
ここにも鮭が登場。万能ですねぇ。
まだ他にも
サバ、イワシ、クレソン、チンゲン菜、ナス、ニラ、バジル、パセリ、ミョウガ、モロヘイヤ、黒豆、納豆、グレープフルーツ、クランベリー、プルーン、桃、酢、甘酒
が効果的とされています。
いわゆる「飲むお酢」を取り入れるのも良さそうですね。
季節と天候の変わり目に起こる「頭痛」への対策は、水分を摂りすぎないこと
最近認知されだした症状が、気圧が下がってくることで起こる頭痛。
「天気痛」、「気象病」といわれるもののひとつです。
私の頭痛の何割かはこれだと感じています。
気圧が下がると体表面にかかる圧力も下がって体がむくみ、細胞が圧迫されるのが原因と考えられます。
体内に水分が多いと起こりやすいようです。
対策は、水分をコントロールして「水はけのいい体」にすること。
具体的には、「水を飲みすぎない」ことです。
飲料を摂りすぎず、葉物野菜や果物など、食材の水分から補うように心がければいいとのこと。
これは実践してみます。
「やる気が出ない」という悩みへの対策は2つ
ここからは心のお悩みに対する漢方のアプローチです。
「やる気が出ない」のは、文字通り「気」が不足した状態。
体内に湿気がたまり、「気虚」となって気力が低下しているのです。
- 睡眠の見直し
- 消化のいいさっぱりしたものを食べる
この2点が対策です。
「22時までの睡眠」と、「休みの日もいつも通り起きる」のを目標に
「気」を補うのに一番効果的なのは、「睡眠」なのだそうです。
美容時間ということで、「22時までに寝ましょう」といわれる場合も多いですが、これは「体の修復」を行う時間でもあるからですね。
「体の修復」は22時から2時にされるので、この間に寝ておかないと「気」も不足するのです。
もうひとつ大事なのが、生活のリズムを崩さないこと。
そこで、お休みの日についだらだらと朝寝をしてしまうのは、できるだけ避けるようにしましょう。
消化のいいさっぱりしたものを選んで食べる
「胃の調子が悪い、食欲がない」と同じ、「内湿」が原因によるお悩みなので、食べもので解決するなら
- 消化のいいさっぱりしたもの
- 胃に優しいもの
を選ぶのがおすすめです。
重い食べ物が胃に入っていると、よく寝つけませんからね。
「イライラする」という悩みへの対策は2つ
イライラは「気の巡りが悪い状態」で、「気滞」と呼ばれます。
体の中に湿気がたまることのほか、ストレスや暴飲暴食、生活リズムの乱れによってこういった状態になってしまうのです。
対策は
- 気を巡らせる食べ物を食べる
- マッサージや軽い運動をする
の2点になります。
「理気食材」を取り入れて気を巡らせる
気を巡らせる食材は「理気食材」といわれます。
主に香味野菜やかんきつ類ですね。
爽やかな香りで、気分がリフレッシュするためでしょうか。
おすすめなのは
かんきつ類の中でも、酸味の強いタイプが効果的なようです。
無添加ならグレープフルーツジュースでもOKなのが嬉しいところ。
こめかみや後頭部のマッサージをする
気がついたときにできそうなのが、マッサージです。
こめかみ⇒耳の上⇒後頭部 の順に、指でマッサージしてみましょう。
力を入れすぎず、心地いいと感じる程度でもむのがおすすめ。
気の巡りがよくなり、イライラが軽減されます。
気分が落ち込んだ時にも効果ありです。
これはぜひ日頃の生活に取り入れたいと思います。
面倒くさがりとしましては、左右10回ずつ、という回数指定がないのがなにより嬉しい…
手軽に気軽に漢方を取り入れて、夏の疲れやプチ不調を解消しましょう
夏が終わった時に体に残る不調を感じることは多いもの。
ですが、病院に行くほどでもないし、そのうち治るかな…
と、放置していることが多いのではないでしょうか。
もし、食べ物の選び方を変えたり、ほんのちょっとした習慣を取り入れることで改善するとしたら、やってみる価値はあると思いせんか?
毎日、元気で気分よく過ごすことができるのが理想ですから。
『ESSE』2020年10月号掲載の「夏疲れに! 体ととのう ゆる漢方」は、そんな理想に近づくヒントを教えてくれました。
漢方といっても難しすぎず、
- 冷たいものを摂りすぎない
- 胃に優しいさっぱりしたものを食べる
- 湯船につかる
- マッサージをする
など、本当にちょっとしたことで体を整えることができるのがいいですね。
あなたのお悩みが解消しますように。
2020.09.02配信//2020.12.01配信停止
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