『ゆうゆう』、これまた知らなかった雑誌です。もし知っていたとしても、手に取るチャンスはなかったようにも思います。想定読者層は50代以降の女性でしょうから、現在の私にしてもまだ少し早い… と言いたいところですが、いずれ愛読誌になる可能性は充分にありますね。
そういえば、年齢的に私もそろそろ妖怪ウォッチとかイナズマイレブンとか、テニスの王子様から卒業しなければならないのではないか、とは常々思っているんですよ。
思ってはいるのですが、テニスの王子様の音ゲー(曲に合わせてアイコンをタップして遊ぶスマホのゲームアプリ)には散々振り回されておりまして、ランキングイベントや好きなキャラクターの「カード」が出るたびに半泣きで頑張ってしまうんですよ。
なぜ半泣きかって、それはもういわゆるガシャ地獄に陥るからですね。あぁもう、今まさにこの瞬間にも「早く柳生さんのSSRを引かないと!」という思いで居ても立っても居られない!!
…… 失礼しました。
えぇと、『ゆうゆう』ですね。主婦の友社から出版されています。おそらく誌名は「悠々自適」からとったものと推察しますが、私も早く心穏やかにそんな毎日を送りたいものです。3年後にも「ちょっとぉ、副部長はまだ来ないのぉぉ!!」なんて言いながら課金していたくはないのですが…… まったく卒業できる気がしません。
さて、今回読みました号は、現時点での最新号ではなく1号前、つまりバックナンバーになります。バックナンバーが読めるのも電子版のいいところですね。
楽天ブックスでは、注文・購入できるのは当月号だけですし、それも在庫がなくなると再入荷はしないようですから。
Amazonの方は、在庫があればバックナンバーも注文が可能です。私も時々『dancyu』の最新号のついでに、読み損ねていたバックナンバーも併せて購入していました。
また、出版社へ直接、もしくは最寄りの書店に取り寄せを依頼することでも、バックナンバーを手に入れることが可能です。書店でのお取り寄せの場合、日数は掛かりますが送料や手数料はかからないので、便利かもしれませんね。(出版社から送ってもらう際には、送料などが必要です。)
話が逸れましたが、今回『ゆうゆう』を選んだ理由は「スマホできれいな写真を撮る」という小特集が気になったからです。
私が写真を撮るのは、主に花なのですが、人物や風景を撮るのとはまた違った難しさがあるように感じていましたので。
『ゆうゆう』2018.7月号目次
たくさん読めます。いいですね。
綴込み付録も、ちゃんと読めます。
「スマホで写真を上手に撮るコツ」
簡潔にまとめてあるので、非常に読みやすく、いい記事でした。
まず、基本中の基本となる2点を抑えます。
撮影の基本
- 撮りたいものに指先でタッチする
- シャッターボタンをやさしく押す
この2点を意識するだけで、今までよりもいい写真が撮れるそうですが、少し補足します。
「被写体にレンズを向ける」と、自動的に中央にピントが合うので、ピントを合わせたい場所が他にあれば、そこをタッチする。この時、自動的に明るさも調整される。
さらに明るさの調整が必要だと思えば、画面上で指を上下に動かす。「露出補正バー」が出てくるので、それを使って調整する。
iPhoneでもandroidスマホでも、上記の操作方法は同じです。
次にシャッターに関する注意点。
スマホでは、「シャッターボタンから指を離したときに写真が撮れる」ので、ボタンは強く押さないこと。強く押す衝撃で、かえって手ブレを起こしてしまうことになる。
画面上にサムネイル画像が表示されるまではスマホを動かさないことも大事。
あー、知りませんでした。ですが簡単な注意事項ですし、早速使えますね。
シーン別・撮影のポイント
風景
青空を摂る場合は、太陽を背にして撮る。
夕日の時は自分の正面に太陽が来るようにして撮影。
スマホの上下を逆に構え、本体を地面につけるようにして撮影すると、遠くの建物にピントがあった写真を撮れる。構図も下から見上げたようになるので、迫力が出る。
接写
近づけるだけ近づいて撮るのが基本。更に、上下を逆にして持つと、スマホのレンズが被写体により近づく。
影の写りこみを避けるため、太陽が自分の正面か横に来る位置で撮影する。
料理などを美味しそうに撮るには、様々なアングルから撮影するのがベター。横からとると立体感とボリュームが出る。
ポートレート
上下の逆さ持ちは、人物を撮るときにも有効。見上げる視点からの撮影により、小顔に見える。
確か、普通のカメラで人物を撮る際も、「見上げる」ようにカメラを構えるのがいいと聞いたことがあります。同じ理屈ですね。
自撮り
とにかく手ブレを防止することが大事。スマホをしっかり固定して撮る。
わざわざイラストでおすすめの持ち方の解説があります。素晴らしい。
私はタブレットを愛用しているので、ちょっと無理ですね。残念。
夜景
ピント合わせが重要。暗い場所をタッチすると画面が明るくなるので、撮りたいイメージに近づくまで明るさを調整する。
ガラス窓越しに夜景を撮りたい場合には、まず室内の照明をオフにする。さらに、窓ガラスにスマホを密着させ、本体上部を手で覆うことにより、写りこみと手ブレの両方が軽減できる。
子供・ペット
目から鱗が落ちる、とっておきの方法。「動画を撮って、のちに静止画を切り出す」。
動画を再生し、ベストなシーンで一時停止しキャプチャーするというもの。
無料アプリで「簡単スロー 動画再生プレイヤー」などを使用するそうです。
少し手間はかかりますが、これなら失敗なし! お見事!
特集●旅は人生のたからもの
スマホでの撮影のコツがわかっただけで充分満足しましたが、今号のメインの特集はこちらです。
初めはあまり共感しないかなと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。
旅行先のおすすめや実際の口コミは海外、国内両方載っていますし、国内旅行にしても「観光列車」や「日本一周クルーズ」など少し珍しい切り口があり、意外にもかなり楽しめました。
「旅のコーディネート、全部作ってください!」なる人気スタイリストによる旅満喫ワードローブの提案もあり、これがまた実用的で感心しきり。
旅の本もまたいい。しかも数も種類もたくさん紹介されていて、さっそく図書館で探したいと思いました。
高年齢層へのおすすめ渡航先として、中国(敦煌)を挙げるのはどうかと思いましたが(健康被害につながりそうな不安があるので)、敦煌なら歴史的な興味を持っている人も多いのでしょうね。
そしてここでも「海外一人旅初心者でも安心」として、台湾がおすすめされています。20代のワーキングウーマンの弾丸ツアー(『日経WOMAN』2018.7月号)にも、悠々自適のOver 50Ageにも対応しているとは、台湾恐るべし。
記事を読んでつらつら思ったのですが、今の50代60代、それ以上の女性のみなさんって、本当に元気ですね。私がもともと虚弱なせいもあるとはいえ、私よりもよっぽど気力も体力も持ち合わせているようにすら感じます。
と、いうことはつまり、私が旅行についての情報を得ようと思うなら、むしろ『ゆうゆう』のような年上世代向けの雑誌を読んだ方がしっくりくるのでは… と悟りました。あー、多分、きっとそう。
『ゆうゆう』2018.7月号 感想とまとめ
予想外にも予想以上に楽しく読みました。勉強になりましたし、大変満足です。
次号も読みます! と言いたいところなのですが、次号の特集が「老けない!ボケない!!暮らし方」ということで、えぇと… まだそこまでの知識は必要ないかな… と腰が引けています。
けれども、雑誌自体は非常に気に入りましたので、特集によっては是非とも読みたいところです。楽しみにしています。
2018.6.1配信開始//
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