『週刊アスキー』2018年上半期スマホ10大トピックス【2018.7.10号】

『週刊アスキー』2018.7.10号表紙

久しぶりに読みます、『週刊アスキー』。
以前読んだ時に、何の記事を目当てにしていたのかは忘れてしまいましたが、広い意味でのパソコン関係専門誌という認識でした。

それが、今号の特集は「2018年上半期ネットを騒がせたスマホ10大トピックス」。
未だに「スマホ≒ケータイ=電話」という認識が抜けない私にとって、「えっ?あれ?そうだっけ?」という戸惑いを呼び起こすものでした。

ですが、よくよく考えてみると「ケータイ」の話題を取り上げる専門誌って、ある(もしくは「あった」)のかな。聞いたことがありません。

調べてみたところ、ソフトバンククリエイティブから『ケータイBEST』が隔月刊で発行されていたようです。2008年の11月が最後の出版だった様子。
そして、スマホ関連の雑誌としては、現在定期的に刊行されている雑誌は見つけられませんでした。少し意外です。

みんな、何を使ってスマホの買替えやキャリアの乗り換えの比較をしているのでしょう。今は、そういうことも全部ネット上で調べるのか。
だとしたら、ネットが使えず、全く何も知らないところからスマホを探すという場合には、もうドコモショップなりなんなりに直接飛び込んで、店員さんと相談の上、購入するしかないということ?
私だったら、事前に少しくらいは知識を持っておきたいなぁ。

さて、専門誌がなければ、どの分野で扱うべきかと考えれば、ここは広い分野をカバーするパソコン誌で、というのは頷ける話です。

と、いうわけで、本日は『週刊アスキー』です。

『週刊アスキー』2018.7.10号目次

結構読めます。それにしても、妙な記事が多いような……

『週刊アスキー』2018.7.10号目次1 『週刊アスキー』2018.7.10号目次2

特集●2018年上半期ネットを騒がせた10大トピックス スマホ編

最後に【スマホ編】とついていました。これは、他の号でPC編もある/あったということでしょうか。
そして、週刊アスキーが選んだ10のトピックスはこちら。

  1. トリプルカメラ搭載のHUAWEI P20 Pro
  2. コスパ最強の新iPad
  3. 独自設計が光るAQUOS R12
  4. キャリア発メッセージアプリ
  5. 堅実進化のiOS 12発表
  6. au/ソフバンがテザリング有料化
  7. 楽天第4のキャリアに向け前進
  8. エイスースからゲーミングスマホ爆誕!
  9. LINE Payが切り拓くキャッシュレス社会
  10. ドコモ「ハピチャン」開始&終了?

うーん、正直に言って、iPad以外の話題については騒ぐことなのかどうかもよくわかりません。

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの三大キャリアが「+メッセージ」なるSMS的なメッセージサービスの提供を開始した、という話題には興味が湧きました。

SMSの全角70文字までという文字数制限は不便でしたから、最大全角2730文字に加えて写真や動画の添付が可能、スタンプ、グループメッセージ、音声メッセージと地図情報にも対応した「+メッセージ」は、実用性がぐぐっとアップしたのではないでしょうか。
まぁ普段はガラケーを使っている私には、まるで恩恵はありませんけどね。

それから、ここで挙げられていたファーウェイとシャープ(AQUOS)の端末は、どちらもカメラの性能が非常に高く評価されているという共通点がありました。
端末のお値段はどちらも10万円前後だそうです。

ゲーミングスマホという独自の道を切り開いたエイスースの端末には、少し笑ってしまうくらいのインパクトあり。
専用のドックでキーボードとマウスを接続し、あるいはコントローラーや外付けの冷却ファンをセット。外部ディスプレイやテレビに出力する…… って、そこまでしてゲームアプリをプレイする必要はあるのか。
ゲーミングノートにした方がいいんでないの? でなかったらPS4とか…… いや、でも、欲しい人は欲しいんだろうな。

ニュース系記事

「ASCII Top Stories」「アスキー秋葉原情報局」「ASCII.jp NEWS」「ジサトラ」の4つのコーナーで、新製品やサービス系の情報を取り扱っています。
Wi-Fiの新セキュリティー規格解説、「ぐるなびPay」がVISAのタッチ決済を導入など、さすがに幅広い話題が揃っています。

実は表紙を見て一番気になっていたのが「ジサトラ」で取り上げられている「簡易水冷が載る究極の〝まな板〟」。
「まな板?パソコン誌になぜまな板?」と不思議でたまらなかったのですが、どうやら〝まな板〟とは愛称のようなもので、正確にはPCを自作する際に動作環境をチェックするために使う検証台を指すようです。

なーんだ、アスキーのことだから、てっきり本物のまな板に水冷式クーラーをくっつけてどうのこうのというカオスな展開なのかと思ったのに、と少しがっかりするくらいにはこの雑誌のことを知っていたつもりなのですが。裏をかかれました。

と、いうのもそもそも、この雑誌を発行しているASCIIといえば、ちょいちょいおふざけをぶちこんでくるという認識をしているからです。
古くは『ファミコン通信』、私の愛読誌だったパソコンゲーム専門誌の『LOG iN』あたりの印象が強烈なのですが、特に『LOG iN』ではなぜか毒キノコの特集がされたり、はたまた編集者が着ぐるみを着て誌面に登場するなどは日常茶飯事でした。そんなカオスっぷりを愛してもいたのですよ。私も若かったし(?)。

けれど、今号の『週刊アスキー』にも、そんなカオスの伝統は息づいているように感じました。激務のIT系エンジニア御用達であろうコンビニやファーストフード系の新商品紹介まではまだいいとして、今週のねこちゃん写真館なる記事(これがまた異常に充実している)や、なぜかツナ缶を使ってのパテの作り方を掲載する意味はわかりませんからね、えぇ。

ちなみにこのパテ、作り方は非常に簡単。
ツナ缶1個に対し、10ℊ程度のバターをレンジで溶かす。(ラップをかけて、30秒~1分)
油を切っておいたツナ缶と、加熱したバターを合わせ、チューブのおろしにんにく、塩、コショウを加えて混ぜる。パセリの粉末などあればさらにいいですね。
クラッカーやパンに合うそうです。

『週刊アスキー』2018.7.10号_ツナパテ

『週刊アスキー』2018.7.10号 感想とまとめ

正直言って、私のレベルが本号を理解する段階まで到達できていませんでした。
ただ、自作マシンに興味があるですとか、スマホやPC関連の最新情報をチェックしたい場合には、頼りになる雑誌だろうと思います。週刊ですから、情報も速いですし。

それ以外の話題も豊富ですし、電子版でもしっかり読めますので、興味のあるところだけ拾い読みをするにもいいでしょう。
今号に限ったことかどうかは不明ですが、ソフマップのキャンペーンガール(?)のページに結構なボリュームを取ってありますので、水着の女の子の写真が見たいけどそういう系の雑誌を買うのが恥ずかしい中学生以上の男子にはいいかもしれませんね。もちろん大人にもね。

と、余計なことを考えました。パソコン周辺の趣味は、昔から男性の人口の方が多かったわけですが、いくら技術が発達して、主流機器が変化しても、未だにそんな文化を引きずっているのかと思うとなかなか感慨深いものがあります。
かといって、それをそのまま女性向けに転換するのも難しいというか、どうしたらいいのかわかりません。難しいなぁ。

次号予告は見つけられませんでした。とは言え、記事が充実していて満足しましたので、また面白そうな特集があれば読むことにします。

2018.7.10配信開始//2018.9.9配信停止

 




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