SixTONES・Snow Man・Travis Japan ジャニーズJr.ダンス超解析@週刊ザ・テレビジョンPLUS

『週刊ザ・テレビジョンPLUS』の2019.8.2号を斜め読みしていたら、気になる記事がありました。
それが、「メンバー&各界のプロがダンス姿を分析」したという、「ジャニーズJr.ダンス超解析」です。

正直言いまして、私はジャニーズのアイドルには疎く、どんなグループにどんなメンバーが所属しているのかさっぱりわからない門外漢ではあるのですが、

  • カポエイラ師範
  • ヨガトレーナー
  • CGデザイナー

が、ダンススタイルを分析したという内容に非常に興味を持ちました。

カポエイラは、格闘技と音楽・ダンスの要素が合わさったブラジルの無形文化財で、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。この記事では、武道の技で見るとどうかという評価が主です。

ヨガトレーナーの視点からは、ダンスそのものだけではなく、メンバーがヨガトレーナーになったらどんな先生になりそうかというコメントも出ました。

一見ミスマッチとも思えるCGデザイナーとダンスとの関わりは、体の動きをCG化するときにどうかというところにありました。なかなか珍しい観点だと思います。

今回取り上げられていたのは

  • SixTONES
  • Snow Man
  • Travis Japan

の3グループ。

楽天マガジン版ではジャニーズの人物写真は消し去られていますので、そこは残念です。

ジャニーズJr.ダンス超解析

SixTONES

ジェシー

カポエイラ師範の評:肩が柔らかそうな動きが特徴。カポエイラの、床に手をつくフロア系の技は何でもできそう。

CGデザイナーの評:動きがすごくダイナミック。体の大きさもあるし、動きそのものにもキレがある。質のいいモーションアクターとしても活躍できる筋肉の持ち主。

京本大我

ヨガトレーナーの評:とてもエレガントな動きで、アーティストタイプ。見た目だけでなく、ダンスにも花があって絵になる。ヨガトレーナーとしては、スタジオレッスンよりヨガイベントなどの大舞台中心での活躍が期待できそう。

CGデザイナーの評:体の動きが特に滑らかな印象。3DCGでダンスを再現するのは相当難しい。関節をあまり感じさせないので、モーションキャプチャーを使わないと正確に表現できなさそう。

松村北斗

カポエイラ師範の評:フォーリャ(片足バク宙)が非常にハイレベル。フォーリャ自体はできる人は結構いるものの、間違っているパターンが多い中、正しい形でできるのがすごい。

高地優吾

ヨガトレーナーの評:踊っている時も優しい目をしていて、他のメンバーを後ろから支えるような、見守っているような感じ。癒し系。トレーナーになったら優しい人気講師になりそう。

森本慎太郎

カポエイラ師範の評:骨太で、首が太いのがいい。ダンスには力強さと柔らかさがあって、武道の達人に似た緩急ある動きをする。いい筋肉を持っていそう。

田中樹

ヨガトレーナーの評:随所にパフォーマンスの高さが見られる。運動神経がいい証拠で、ヨガポーズの習得も早そう。運動神経がいい人は、脳神経の働きがよく賢い人も多いので、MCなどの可能性も広がりそう。

SixTONESメンバーによるダンス座談会

シンクロ率が高い2組と違い、個性を出すダンス。他にないグループならではの表現、ちょっと異質な感じが最大の武器だと思う。

Snow Man

岩本照

カポエイラ師範の評:重心がぶれず、頭が動かないダンスは軸がしっかりしているからこそ。カポエイラでも、頭の位置が安定していると技の命中率が高くなる。

CGデザイナーの評:ダンスや動きに男らしい強さ、どっしりとした雄々しさを感じる。「龍が如く」のような作品で、カッコイイ男性のモーションアクターとして活躍できそう。

渡辺翔太

ヨガトレーナーの評:スレンダーでひとつひとつの動作が早い。ゆっくり行うリストラクティブヨガを取り入れると、動と静のバランスが保たれる。

深澤辰哉

ヨガトレーナーの評:機能的な体の使い方をするので、一番目がいく。無駄がなくて素晴らしい。知識を得れば、さまざまなアスリートに対応するような理論派インストラクターになれそう。

阿部亮平

CGデザイナーの評:指先まで神経をとがらせているような、細かい動きをしている。映画のキャラクターモーション向き。ハリウッド映画では、モーションアクターの方が体の細かい部分までの演技を求められるので、そちらでデビューするのも夢じゃない。

宮舘涼太

カポエイラ師範の評:胴体をしっかり使った、足の上げ方がいい。柔軟性と体幹をしっかり使っていて、既にカポエイラの蹴り方。戦える蹴りで、かつ見栄えもいい。

ヨガトレーナーの評:ダイナミックかつしなやかなダンスで、ヨガのポーズの目的のひとつ「最小限の力で最大限の力を発揮させる」を表現できている。ヨガの基本哲学にバッチリ当てはまる。

佐久間大介

カポエイラ師範の評:曲の振りの中にカポエイラの技があるが、短い助走で飛んでいるのがすごい。もっと鍛えたら大きな武器になる。

向井康二

CGデザイナーの評:クセのないきれいなダンスで、モーションアクターとしてさまざまなジャンルで活躍できる。女性役も男性役もこなせる可能性がある。色々な作品の、色々な役を演じることができそう。

ラウール

カポエイラ師範の評:脚が長いのは武器になる。誰も近づけない竜巻のような威力。

CGデザイナーの評:動きに色気がある。肩の動きや腰の入れ方もしなやかで美しいので、モーションキャプチャーで女性キャラクターをやると非常に魅力的に演じることができる。

目黒蓮

ヨガトレーナーの評:腰が柔らかく、背骨をしならせる動きが得意そう。全体的にクセがなく、色々なヨガのポーズをマスターできそう。ヨガを取り入れて、高身長を生かしたダンスをするのがいい。

Snow Manメンバーによるダンス座談会

アクロバットが持ち味だったのに加え、踊りを意識して見せ方のバリエーションが増えた。ひとりひとり個性があって、意外とばらばらだけど、一緒に踊るとすごくまとまってる。

Travis Japan

宮近海斗

CGデザイナーの評:キレがある動きが特徴。スピードがあるすばしっこいCGキャラクターになりそう。腕を上下したり回したりする動作が非常に俊敏で、モーションキャプチャーの機械でもとらえきれない可能性がある。

中村海人

CGデザイナーの評:アクションが大きく見える踊りで、モーションアクターとしての素質あり。ダイナミックな動きを活かして格闘系のゲームに登場して欲しい。

七五三掛龍也

カポエイラ師範の評:体幹が強く、しなやかでいて動きがピタッと止まる。カポエイラは体をいなすことが重要な曲線的格闘技なので、非常に素質あり。見た目と反した戦いにくさを持っている。

ヨガトレーナーの評:女性的な動きが魅力で、視線の向きや動かし方もうまい。ヨガでは視線は集中力を高めるものとして重要。

川島如恵留

カポエイラ師範の評:連続技で高く飛べそうな、滞空時間の長さが際立つ動き。格闘ゲームのキャラクターのような空中での回転蹴りに期待。

松倉海斗

カポエイラ師範の評:曲の中でカポエイラの技を出している。もっと技を伝授したい。マスターしたら技の幅(ダンスの表現)が広がる。

ヨガトレーナーの評:俊敏で男らしく、オリジナリティのあるダンスをする。筋肉の機能性を高めるヨガと、筋力トレーニング両方で活躍し、フィジカルアップを求める人に人気なヨガトレーナーになれそう。

松田元太

ヨガトレーナーの評:一瞬の輝きが見えるダンス。後ろにいるときには控えめなのに、キメるべき時に一瞬主張する。自分を輝かせるのがうまい。

CGデザイナーの評:身体能力が高そうで、ワイルドな印象のダンス。動きに強弱のメリハリがあるので、バトル漫画の男性キャラクターでCG化したい。

吉澤閑也

カポエイラ師範の評:振り付けができるということは、人の動きをイメージできているということ。カポエイラも、対戦相手の裏をかく頭脳が大事。大きい体と頭脳、そして長い足で技を繰り出したら強い。

Travis Japanメンバーによるダンス座談会

シンクロダンスは自分たちの武器。でも揃っているという強さは変えずに、個性を織り交ぜたり、アクロバットを入れたりと幅を広げながらより強くなっていきたい。

ジャニーズJr.ダンス超解析の感想

いや~、面白かったです。
どうしてカポエイラ師範やヨガトレーナーにジャニーズグループのダンスの解説をしてもらおうと思ったのかがわかりません。
そしてその企画が通って雑誌に載ったっていうのもすごいなー。面白いなー。

ですが、内容もまた面白かったですね。
全然知らないアイドルなのに、ほほぅ、これは少し実物を見てみてもいいかも。と思う部分が多々ありました。

特にTravis JapanはYouTubeにダンスの企画動画がアップされているそうで、「もっとたくさんの人に動画見てほしいなー」というコメントもありましたので、探してみようと思います。

今回の参考文献:『週刊ザ・テレビジョンPLUS』2019.8.2号




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